「すべては一杯のコーヒーから」松田公太
職場の先輩からもらって読んだ本。
「食文化の架け橋になる」との夢を抱いた筆者が、アメリカ発祥のスペシャルティコーヒーを日本に広めるために起業を決意し、一部上場までの会社に成長させた情熱の詰まったストーリー。
特別な才能はなくとも、強い情熱を持っていれば周囲を動かし、運をも見方にできるというメッセージが心に響いた。初めての経験にも試行錯誤しながら取り組み、失敗や周りの敵味方から真摯に学び、次の成功に繋げる謙虚な筆者の姿勢からも学ぶことが多い。個人的に、食ビジネスは身近で分かりやすく、大変そうだけど面白いと思った。
「なぜシンガポールは成功し続けることができるのか」峯山雅宏
1965年8月9日に独立国家として誕生したシンガポールは、今やアジアで一人当たりのGDPが一位になるまで発展した。本書では、土地も資源もない国がここまで成長を遂げている主な理由を紐解く。
1)企業・人の誘致のための環境づくり⇒「人・もの・金のハブへ」
・雇用の増加を目指す。
・自国で経済活動を行ってもらい、お金を集める。
・そのために税金を安く、治安をよく、金融システムを整える
2)教育
・小学校を終わる頃から試験で人材をふるい分け、トップしか国の官僚にはなれない。
・国防の次に教育費に予算を費やす。およそ20%(日本は各地方の教育費を抜くと4%程度)
・特にITCに注力⇒2000年に既に小学生一人1台MAC
・全て英語で授業を行い、PSLEテストも言語が1/3を占める。⇒世界に出やすい&他国の成功事例を学べる。
3)弁慶の泣き所:水資源の確保(雨水・輸入水・下水・脱塩水の混合水)
シンガポールの国土は貯水能力が低い。以下が現在の供給源。
・貯水池(20%):国土の半分以上が貯水池⇒雨水の再利用
・マレーシアからの輸入(40%):ジョホール海峡を渡るパイプラインで原水を購入
⇒3本のパイプラインのうち、2本は原水の輸入、残り1本はそれを浄水してマレーシアへ供給
・ニューウォーター(下水の再利用)~2003年(20-30%):日本の逆浸透膜の技術を利用して、下水の再生処理。このPurification processはなんとたった5分しかかからない。
・海水の淡水化(30%):国内需要の10%⇒2060年までに30%を補える様に計画。
⇒マレーシアとは水問題で度々外交問題になっており、水輸入の契約がきれる2061年までに下水と海水利用の比率をあげ、自給率を100%にしたい。
4)観光業
・マリナベイサンズ:昔は汚泥河川、30年かけて清掃キャンペーンを行い、一大観光地スポット&貯水池へと変えた。
・マーライオン
・国別のマーケティング等
5)シンガポールの歴史
・「建設の父」ラッフルズと「建国の父」リークアンユー
・シンガポールが自由貿易港として生まれた理由:中国と欧州の貿易を加速させるため
東インド会社の金のなる木が「香辛料」から「中国茶」へシフトした。
・完全な自由貿易港であったため、関税はかからなかったが、アヘンで稼いでいた。
(アヘン戦争)
イギリスは、中国との貿易赤字拡大で、貿易会社は儲かっていたものの、中国への支払いのための銀が流出し、銀の価格があがり貨幣の価値が相対的に下がり慢性的なインフレが起きていた。そのため、中国に売れるアヘンをインド経由で密輸し、中国ではアヘン中毒者が発生し混乱に陥った。それを知った当時の皇帝が怒り、イギリスの承認からアヘンを没収したことがイギリスの逆鱗にふれて「アヘン戦争」へと繋がった。中国は敗戦して反植民地状態へ。
6)シンガポールが発展し続けるには
・「ヒト・モノ・カネ」を代表するあらゆるハブとなり続けること。⇒EDBが戦略立案機能
⇒ハブは儲かる
・少子高齢化への対応:優秀な人材を受け入れる
・新しい産業の中心となる
【感想】
シンガポールは、野党もあるが、事実上一党独裁により国家運営が前に進みやすい。
反対に、中国は資源も豊富だが、国が大きく統治が難しい。シンガポールの成功の秘訣は、この小規模国家ゆえの政治的な意思決定・政策施行の早さと、先見性のある優れたリーダーの存在が大きかったのだろう。日本も与党・野党と反転するたびに政策が遅れるし、大きいがゆえに地方との対立があったり、逆に全ての土地を有効的かつ効率的に活用できていない気がする。会社に例えても小さい組織ほど俊敏に意思決定出来る。小さな国だからこそ成功出来たのだろう。
(メモ)
・2012-2013年の国際競争力ランキング
1位 スイス
2位 シンガポール
・GDPの25%は製造業
・人口は200万人から520万人へ
・当初の失業率10%超えの理由は、戦後アジア周辺諸国が独立に伴い輸入の関税強化や輸入数量の規制に走ったこと、イギリス軍の撤退により軍需がなくなったこと
・シンガプーラ⇒サンスクリット語で「ライオンの街」
・世界3大がっかり:コペンハーゲンの人魚姫、ブリュッセルの小便小僧、シンガポールのマーライオン
1965年8月9日に独立国家として誕生したシンガポールは、今やアジアで一人当たりのGDPが一位になるまで発展した。本書では、土地も資源もない国がここまで成長を遂げている主な理由を紐解く。
1)企業・人の誘致のための環境づくり⇒「人・もの・金のハブへ」
・雇用の増加を目指す。
・自国で経済活動を行ってもらい、お金を集める。
・そのために税金を安く、治安をよく、金融システムを整える
2)教育
・小学校を終わる頃から試験で人材をふるい分け、トップしか国の官僚にはなれない。
・国防の次に教育費に予算を費やす。およそ20%(日本は各地方の教育費を抜くと4%程度)
・特にITCに注力⇒2000年に既に小学生一人1台MAC
・全て英語で授業を行い、PSLEテストも言語が1/3を占める。⇒世界に出やすい&他国の成功事例を学べる。
3)弁慶の泣き所:水資源の確保(雨水・輸入水・下水・脱塩水の混合水)
シンガポールの国土は貯水能力が低い。以下が現在の供給源。
・貯水池(20%):国土の半分以上が貯水池⇒雨水の再利用
・マレーシアからの輸入(40%):ジョホール海峡を渡るパイプラインで原水を購入
⇒3本のパイプラインのうち、2本は原水の輸入、残り1本はそれを浄水してマレーシアへ供給
・ニューウォーター(下水の再利用)~2003年(20-30%):日本の逆浸透膜の技術を利用して、下水の再生処理。このPurification processはなんとたった5分しかかからない。
・海水の淡水化(30%):国内需要の10%⇒2060年までに30%を補える様に計画。
⇒マレーシアとは水問題で度々外交問題になっており、水輸入の契約がきれる2061年までに下水と海水利用の比率をあげ、自給率を100%にしたい。
4)観光業
・マリナベイサンズ:昔は汚泥河川、30年かけて清掃キャンペーンを行い、一大観光地スポット&貯水池へと変えた。
・マーライオン
・国別のマーケティング等
5)シンガポールの歴史
・「建設の父」ラッフルズと「建国の父」リークアンユー
・シンガポールが自由貿易港として生まれた理由:中国と欧州の貿易を加速させるため
東インド会社の金のなる木が「香辛料」から「中国茶」へシフトした。
・完全な自由貿易港であったため、関税はかからなかったが、アヘンで稼いでいた。
(アヘン戦争)
イギリスは、中国との貿易赤字拡大で、貿易会社は儲かっていたものの、中国への支払いのための銀が流出し、銀の価格があがり貨幣の価値が相対的に下がり慢性的なインフレが起きていた。そのため、中国に売れるアヘンをインド経由で密輸し、中国ではアヘン中毒者が発生し混乱に陥った。それを知った当時の皇帝が怒り、イギリスの承認からアヘンを没収したことがイギリスの逆鱗にふれて「アヘン戦争」へと繋がった。中国は敗戦して反植民地状態へ。
6)シンガポールが発展し続けるには
・「ヒト・モノ・カネ」を代表するあらゆるハブとなり続けること。⇒EDBが戦略立案機能
⇒ハブは儲かる
・少子高齢化への対応:優秀な人材を受け入れる
・新しい産業の中心となる
【感想】
シンガポールは、野党もあるが、事実上一党独裁により国家運営が前に進みやすい。
反対に、中国は資源も豊富だが、国が大きく統治が難しい。シンガポールの成功の秘訣は、この小規模国家ゆえの政治的な意思決定・政策施行の早さと、先見性のある優れたリーダーの存在が大きかったのだろう。日本も与党・野党と反転するたびに政策が遅れるし、大きいがゆえに地方との対立があったり、逆に全ての土地を有効的かつ効率的に活用できていない気がする。会社に例えても小さい組織ほど俊敏に意思決定出来る。小さな国だからこそ成功出来たのだろう。
(メモ)
・2012-2013年の国際競争力ランキング
1位 スイス
2位 シンガポール
・GDPの25%は製造業
・人口は200万人から520万人へ
・当初の失業率10%超えの理由は、戦後アジア周辺諸国が独立に伴い輸入の関税強化や輸入数量の規制に走ったこと、イギリス軍の撤退により軍需がなくなったこと
・シンガプーラ⇒サンスクリット語で「ライオンの街」
・世界3大がっかり:コペンハーゲンの人魚姫、ブリュッセルの小便小僧、シンガポールのマーライオン
「稼ぐ力」大前研一 2015年7月19日
産業力が低下する日本が抱える様々な問題を提起し、今後日本が生き延びていくためにどのような人材が必要とされ、どのように各人が稼ぐ力をつけていくかについてまとめられた本。
①日本の現状
◆日本は世界で唯一、収入も雇用も大幅に減っている国。
・日本のサラリーマンは全ての層で過去20年の間に平均年収が100万円減少→物欲も減退し長引くデフレを引き起こした。
・対外投資に比べて対内投資があまりにも少ない。ジェトロがSGのEDBのように対外投資に対してほとんど取り組んでいない→日本には対内投資を進める組織がなく、産業の空洞化、国家にとって一番大事な「雇用」の減少が続いている。
・日本企業の六重苦:円高、法人税、労働規制、割高な電気料金、環境対策費、貿易自由化の遅れ
・日本企業の輸入業者化
2012年、31年ぶりに日本の貿易赤字。日本のメーカーはプラザ合意以降の円高と人件費高騰を理由に、生産機能を海外に移し日本に輸入しているため。日本のトップメーカーが海外に出て行った結果、部品メーカーもまるごと海外に出てしまい、タイで洪水があった際にも日本メーカーが日本に戻ってくることはなかった。→産業の海外移転は一方通行。円安で一部の企業が国内生産を増やしても、微々たる程度。
⇒日本は今後、何でたべていくのか。
米国は産業創出、欧州は投資立国。(イギリス、フランス、ドイツの投資収益率は日本の5倍、GDPの10%は所得収支となっている。日本は投資リターンが低い。)
②現状打開のカギ:人間力(人材)
◆国境を越えた労働力の流動化(民主党政権の汚点:改正労働法で日本の雇用をより硬直にした)
・外国人労働者の受け入れ→能力あって安い人件費が手に入れられれば企業は海外に出て行く必要なし
③世代別稼ぐ力のつけかた
◆人にできないことをやるのが仕事
◆仕事の定義をしなおすことが大事「時間ではなく内容」
◆会社の外で勉強することが大事
・ハードスキル:会計・財務・マーケティング・「統計」・英語力等
・ソフトスキル:民族・文化等が違う人たちとコミュニケーションをとりながら円滑に仕事を進める力
◆3つのフェーズ
・第一フェーズ(~30歳):受命・拝命期間⇒言われたことに対して成果をあげる⇒なるべくこの期間を短くし、「やるべき仕事を自分で見つけて実行する」「他の人たちを使いながら結果を大きく出せる」フェーズに移行する(20代後半)
・第二フェーズ(~45歳):実力発揮期⇒管理職として経験をつむ。3つの違う部門を経験して会社全体を俯瞰しながら的確な采配をふる能力がのぞましい(経理、営業、海外駐在等)半年はインプット期間になるだろう。⇒そこから3年以内には数字で測れる顕著な結果を出したい。45歳くらいから次のフェーズに移る準備。
・第三フェーズ(50歳前後~):成熟期⇒会社の中核で力を発揮するか、自分のやりたいことをやる。(スタートアップ)
◆やりがいは自分でみつけるもの
◆最初から天職につけるとは限らない
・天職につくためには、死にものぐるいで頑張らなければならない時がある
・入社5年間くらいは仕事のやり方を学びながら本当にやりたいことを考える
・やりたいことが他に見つかったら、今の会社でお金をもらいながら勉強する
⇒勝負期と勝負スキルを決めることが大事
・勝負期を30歳とするなら、データ分析に必要なスキル、40歳ならリーダーシップ
・2回目か3回目の天職で最も給料があがるように⇒その後は下がる傾向にあるため
④日本企業はどこが間違っていたのか
◆ハードウェア至上主義の誤謬⇒現代は「プラットフォーム」などの共通の場から富が生まれる。ハードウェア至上主義だと、いずれコモディティ化されて利益がでなくなってしまう。
・商品でなく機能の選択と集中を図る⇒台湾のEMSはアップルからの受託生産を請け負って成功。見込み生産の必要がなくリスク最小&アップルのヒットにより需要も大きい。
・ブランドとは他者の商品と値段で差別化ができるかどうか
・キーワードは「CXM」:Contract X Management (Manufacturing/Sales/R&D)
◆EV:原発なくしてEVはエコカーにはなりえない⇒電力料金の上昇&火力発電のためCO2。コストは高いしエコではない
◆マック:コンビニなどの中食産業、安くて美味しい外食チェーンとの競争激化
・ポテトとドリンクをつけると一気に価格が跳ね上がる⇒顧客に対して価値を与える選択肢とそれに対する割安なプライシングがない
・コンビニなどでの「選べる選択」とコーヒーチェーンなどでの「スマホ急速の楽しさ」を知った消費者がマックに魅力を感じなくなったのが原因
◆トップに必要な3つの素質
・海外勤務経験:すでに人脈のある母国で成果を出すのはそこまで難しくない
・Two Extreme:将来有望事業か、不採算事業で結果を出せるか
・リーダーシップ:空気をかえられるか。例えば行き詰まった会議でその人が入った途端に方向性が明確になる
◆優れたリーダーは学びの天才:スピードラーニング
・一番最初に人の話を聞く
・実態を分析して正しい方向性を見つけるまでは謙虚そのもので全く先入観や偏見をもたずに取り組む
・改革案が出てきたら強いリーダーシップをもって周囲を説得して断行する
このフェーズの切り替えは3ヶ月でやることが重要
⑤英語
◆世界の標準語はブロークンイングリッシュ。大事なのはニュアンス
◆海外赴任で慣れない英語を使ってビジネスで結果を出すためには
・相手の感情を害す表現を不必要に使わない
・相手のやる気や自分に対する共感を引き出す
・前任者との違いを行動で示す
・自分の特技を披露するなどして、人間としての親近感をもってもらう
◆自分はどのような結果をだしていきたいか、そのために相手とどういうコミュニケーションをしていくべきか考える習慣を身につける
◆1年間・500時間が分岐点
・自宅ではCNN/BBCをつけっぱなし
・いろいろなシーンを想定して実況中継
・できなかった表現を確認する
◆ロジカルシンキングの次に「EQ(心の知能指数)」が重要
・英語を使ってEQを表現出来る力が大事
産業力が低下する日本が抱える様々な問題を提起し、今後日本が生き延びていくためにどのような人材が必要とされ、どのように各人が稼ぐ力をつけていくかについてまとめられた本。
①日本の現状
◆日本は世界で唯一、収入も雇用も大幅に減っている国。
・日本のサラリーマンは全ての層で過去20年の間に平均年収が100万円減少→物欲も減退し長引くデフレを引き起こした。
・対外投資に比べて対内投資があまりにも少ない。ジェトロがSGのEDBのように対外投資に対してほとんど取り組んでいない→日本には対内投資を進める組織がなく、産業の空洞化、国家にとって一番大事な「雇用」の減少が続いている。
・日本企業の六重苦:円高、法人税、労働規制、割高な電気料金、環境対策費、貿易自由化の遅れ
・日本企業の輸入業者化
2012年、31年ぶりに日本の貿易赤字。日本のメーカーはプラザ合意以降の円高と人件費高騰を理由に、生産機能を海外に移し日本に輸入しているため。日本のトップメーカーが海外に出て行った結果、部品メーカーもまるごと海外に出てしまい、タイで洪水があった際にも日本メーカーが日本に戻ってくることはなかった。→産業の海外移転は一方通行。円安で一部の企業が国内生産を増やしても、微々たる程度。
⇒日本は今後、何でたべていくのか。
米国は産業創出、欧州は投資立国。(イギリス、フランス、ドイツの投資収益率は日本の5倍、GDPの10%は所得収支となっている。日本は投資リターンが低い。)
②現状打開のカギ:人間力(人材)
◆国境を越えた労働力の流動化(民主党政権の汚点:改正労働法で日本の雇用をより硬直にした)
・外国人労働者の受け入れ→能力あって安い人件費が手に入れられれば企業は海外に出て行く必要なし
③世代別稼ぐ力のつけかた
◆人にできないことをやるのが仕事
◆仕事の定義をしなおすことが大事「時間ではなく内容」
◆会社の外で勉強することが大事
・ハードスキル:会計・財務・マーケティング・「統計」・英語力等
・ソフトスキル:民族・文化等が違う人たちとコミュニケーションをとりながら円滑に仕事を進める力
◆3つのフェーズ
・第一フェーズ(~30歳):受命・拝命期間⇒言われたことに対して成果をあげる⇒なるべくこの期間を短くし、「やるべき仕事を自分で見つけて実行する」「他の人たちを使いながら結果を大きく出せる」フェーズに移行する(20代後半)
・第二フェーズ(~45歳):実力発揮期⇒管理職として経験をつむ。3つの違う部門を経験して会社全体を俯瞰しながら的確な采配をふる能力がのぞましい(経理、営業、海外駐在等)半年はインプット期間になるだろう。⇒そこから3年以内には数字で測れる顕著な結果を出したい。45歳くらいから次のフェーズに移る準備。
・第三フェーズ(50歳前後~):成熟期⇒会社の中核で力を発揮するか、自分のやりたいことをやる。(スタートアップ)
◆やりがいは自分でみつけるもの
◆最初から天職につけるとは限らない
・天職につくためには、死にものぐるいで頑張らなければならない時がある
・入社5年間くらいは仕事のやり方を学びながら本当にやりたいことを考える
・やりたいことが他に見つかったら、今の会社でお金をもらいながら勉強する
⇒勝負期と勝負スキルを決めることが大事
・勝負期を30歳とするなら、データ分析に必要なスキル、40歳ならリーダーシップ
・2回目か3回目の天職で最も給料があがるように⇒その後は下がる傾向にあるため
④日本企業はどこが間違っていたのか
◆ハードウェア至上主義の誤謬⇒現代は「プラットフォーム」などの共通の場から富が生まれる。ハードウェア至上主義だと、いずれコモディティ化されて利益がでなくなってしまう。
・商品でなく機能の選択と集中を図る⇒台湾のEMSはアップルからの受託生産を請け負って成功。見込み生産の必要がなくリスク最小&アップルのヒットにより需要も大きい。
・ブランドとは他者の商品と値段で差別化ができるかどうか
・キーワードは「CXM」:Contract X Management (Manufacturing/Sales/R&D)
◆EV:原発なくしてEVはエコカーにはなりえない⇒電力料金の上昇&火力発電のためCO2。コストは高いしエコではない
◆マック:コンビニなどの中食産業、安くて美味しい外食チェーンとの競争激化
・ポテトとドリンクをつけると一気に価格が跳ね上がる⇒顧客に対して価値を与える選択肢とそれに対する割安なプライシングがない
・コンビニなどでの「選べる選択」とコーヒーチェーンなどでの「スマホ急速の楽しさ」を知った消費者がマックに魅力を感じなくなったのが原因
◆トップに必要な3つの素質
・海外勤務経験:すでに人脈のある母国で成果を出すのはそこまで難しくない
・Two Extreme:将来有望事業か、不採算事業で結果を出せるか
・リーダーシップ:空気をかえられるか。例えば行き詰まった会議でその人が入った途端に方向性が明確になる
◆優れたリーダーは学びの天才:スピードラーニング
・一番最初に人の話を聞く
・実態を分析して正しい方向性を見つけるまでは謙虚そのもので全く先入観や偏見をもたずに取り組む
・改革案が出てきたら強いリーダーシップをもって周囲を説得して断行する
このフェーズの切り替えは3ヶ月でやることが重要
⑤英語
◆世界の標準語はブロークンイングリッシュ。大事なのはニュアンス
◆海外赴任で慣れない英語を使ってビジネスで結果を出すためには
・相手の感情を害す表現を不必要に使わない
・相手のやる気や自分に対する共感を引き出す
・前任者との違いを行動で示す
・自分の特技を披露するなどして、人間としての親近感をもってもらう
◆自分はどのような結果をだしていきたいか、そのために相手とどういうコミュニケーションをしていくべきか考える習慣を身につける
◆1年間・500時間が分岐点
・自宅ではCNN/BBCをつけっぱなし
・いろいろなシーンを想定して実況中継
・できなかった表現を確認する
◆ロジカルシンキングの次に「EQ(心の知能指数)」が重要
・英語を使ってEQを表現出来る力が大事
