約6ヶ月後…


入院していた先生が辞職しようか悩んでいることを


ジャイアンは職員室の近くを歩いている時に聞いてしまった


話をしていたのはあの代わりに来た先生だった


ジャイアンは怒りに満たされ先生の帰りを待った


この怒りは今までの「先生らしくない」、「人間として終わっている」態度からである


すると、学校からどの先生よりも早く出てきた


よっぽど家に帰りたかったのだろう


ジャイアンはゆっくり後をつけ先生のアパートまで来てしまった


先生は何も気付いていない


先生はあまりに早歩きだったため先に家に入られてしまった


ジャイアンは落ち着いてドアをノックした




続く…
天の川に流るる星たちは何を思うのか…







今宵も恐らく輝いているであろう星たちは


天の川となって光を放っていることだろう
















その天の川のほとりに、天帝の娘で織姫と呼ばれる見事な天女が住んでおりました


彼女は仕事熱心で織る布はまたそれは素晴らしいものでございました


しかし、天帝は悩みました


「我が娘は化粧もせず恋もしない…」


天帝は天の川の西に住む、働き者の牛使いの青年である夏彦と結婚させることにしました


二人は本当にまじめにお互いの仕事をしました


それに話もかみ合ってすぐに溶け込みまるで、何十年も仲良く夫婦をしているようにも見えるほどでございます


互いが助け合いそれはそれは天帝も嬉しく思うほどでした


しかし、時間が経つと二人は仕事を全くしなくなりました


なんと、二人はあまりに仲良くなりすぎてしまい周囲かまわずイチャつき始め


毎日のように肌を合わせる始末で、まさに超新星のごとくハジけ出しました


天帝ははじめのうちは見過ごしておりましたがさすがに頭にキテしまい


娘を帰らせて二人を離しました









天帝「何やってんだよ!仕事は!?」


娘「だって、お父様が結婚させた相手では?仲良くして何が悪いのよ!?」


天帝「違うんだ、私は仕事も両立させて欲しいのだよ!!」


娘「何よ!ふざけないでよ!」


天帝「何なんだ!その口のきき方は!!?」


娘「フッ…飽きれるわ、お父様…」


天帝「何がだ…?」


娘「とぼけないで!!お父様は母上以外にも私くらいの歳の女性を何人もKeepしてるじゃないのよ!」


天帝「ゲッ…何を言ってるんだ!我がかわいい娘よ!!」


娘「何がかわいい娘よ!かわいい不倫相手に聖水かけてくれとか言ってるクセに!!!」


天帝「…。なぜそれを知っているんだ!!??」


娘「その女性は私の友達よ!!相談されて知ったのよ!!」


天帝「あいつ…口封じ料を渡したのに…最近の女は口が軽い!!」


娘「馬鹿言わないで!!お父様みたいに性の敷居が低い方を父にもつなんて恥ずかしいわ!!」


天帝「違うんだ!!我が娘よ!!…違うんだ…過ちなのだよ…悔い改めるよ…」


娘「じゃ!私、帰る!」


天帝「ちょっと、待て!そう簡単には返しはしないぞ!!年に一回だけだ…約束しなさい!」


娘「…。何言ってるの?」


天帝「そうだ!ラッキー7の7月7日に合わせてやろう!」


娘「母上にお父様の愚行をお話してくる…」


娘は勢いよく走り始めた


天帝「織(折)り合いをつけよう!!我が娘よ!!


それはまるで宇宙に反響するかのような大声で食い止めたのでございます


天帝「そうだなぁ…半年に一回…いや、3ヶ月に一回…週一だ!7日に一回だそれならいいだろう?」


額からじめじめと汗をふかせてなんとかOKをもらおうと条件を言ってみたのです


娘「なんで7にこだわるの?つーか、答えは『NO!』私は一生、夏彦と暮らすのがまず前提でそれで私たちに必要なものを必要な時に持ってくるのが条件よ」


天帝「そっそれわぁ…(汗)」


娘「無理なら母上に言いつけてやるわ!!」


天帝「…よし…わかった…そのかわり決してこの話は母さんにするんじゃないぞ!!」


娘「ありがとうお父様…もちろんよ!」


そうして天帝は夏彦の元へ戻る娘をしょんぼり見るだけだった











天帝のご失敗は恋せぬ娘だと思い夏彦と結婚させてしまったことでございました


織姫こと天帝の娘(Vega)は天文的計算を人間年齢にあてはめると35歳


夏彦は(Altair)は10~20歳と精力がこれからの青年でありました


つまり、若さは老いを忘却の彼方へといざなうのでございます


織姫はハマるほかないのでしょう































END













































しかし、我々はなんとも織姫星と夏彦星の世間で伝えられる逸話に切なさを感じてしまうのです












7月7日…1年に一回…
















彼らにとって1年に一回は0.3秒の世界…














































雨であえなくてもへっちゃらさ


とりあえず、臨場感を取り戻してもらいたいので

もう一回、全話を読み返してくれるとありがたいです






































































ドラ「ヤメロ!!」


ノビはふとその声で冷静になった


ドラ「そんなことしても、解決しない。


僕にはタイムマシンがあるから上手い具合に過去を変えに行こう」


ノビ「…あぁ…そうしよう。CP対照性の破れはあっても、


シズカちゃんの大事な膜の破れは誰にも破らせねぇ!」


ドラとノビは、タイムマシンで先生がシズカに好意を抱き始めた頃へ向かった


調べているうちに、先生は奥さんとのセックスレスに悩んでいたことがわかり


先生と奥さんに、一年間で108回したくなる道具で二人の股の鐘を打たせた


今回の件で先生とシズカは接吻までいってしまったものの


過去を変えた訳だから実際には何もなかったことにはなる


しかし、ノビにはほろ苦い思い出として残ることは間違いない












ドラとノビは気付いた


シズカの入浴を垣間見ようと思ったけれど


僕たちは自身も含め、人の心の裏側という『欲』を垣間見てしまったのだと










                END











































今日も何も知らない将来の花嫁は気さくに笑ってる














そんな様子を垣間見ながら…