「マイ、マザー」「胸騒ぎの恋人」
「私はロランス」の
グザヴィエ.ドラン監督
最新作「mommy」








19日相模湖で
”ドライブインシアター”プレミア上映会がありました。




私は車内で流れるラジオボイスとして、映画の感想を述べさせて頂きました。





1年程前から、学生時代の仲間同士が集まりもう一度ドライブインシアターを復活させようと企画が始まったそうです。






ドライブインシアターは1932年にアメリカで
裏庭の樹にスクリーンを釘打ちし、
映写機を車のフードに載せ、無線を引っ張っり車内から映像を見る事に成功した所から始まっています。



特許の降りた1933年に
「どんなに子供が騒がしくても気にせず家族でお越し頂けます」をキャッチコピーに開業。



車の発達と共に外国でも普及され、
1950年代~60年代にかけてピークを迎えています。



構造はいたって単純大きな駐車場にスクリーンを設置し、音はラジオから引かれたり、スピーカーから流したりと場所により様々です。
ただスピーカーには室内とは違い音の均一化が図れないため問題視されていました。




そんな機械面での問題や、上映時間が日が落ちてからという短さ、それに伴うコストの不安定さ、レンタルビデオの開始等
様々な理由が重なり徐々に衰退していきました。



私の父がまだ子供だった頃、日本にはまだ馴染みがあったそうです。
そして当時の父にとっては最高の娯楽だったらしく…





一度無くなってしまった物でも時代が一周するとまた必要とされる。
それは音楽もファッションも、
カルチャー全般に言えますよね。



きっと一度生まれたものは、否定される事があったとしても誰かが忘れずにいてくれる。
だからもう一度生まれ直せる。
そんな風に感じました。



私は映画は誰かの忘れたくない忘れられない思い出とか記憶だと思っているので、
一緒に見る人との距離が近いドライブインシアターは映画を愉しむ術として素敵だなと思いました。




後はやはり子供を留守番させずに、家族でやんややんや話しながら見られる魅力があります!







映画館で隣の友人が泣いたり笑ったり、
むき出しの反応をしていると嬉しくなります。素でいてくれているみたいで。



そんな喜びも夜の星空の下だと倍増しそうです。




※写真はネットより拝借させて頂きました。