こんにちは。

 

    ライターの芳麗です。

 

 先日、映画「朝が来る」を観ました。

 

 とても素晴らしい映画で、感じ入るところがありすぎて、すぐには感想をまとめきれないのですが……

 

 私が感動を全て消化して感想をまとめあげている間に、本作の公開が終わってしまうかもしれない。

 

 (先月から公開しているので、次第に上映館が減ってきています)

 

  だから、とりあえず、簡潔にオススメしたいです。

 

 本作は、不妊治療をするも実の子どもを持てなかった夫婦と、14歳で恋人の子ども身ごもったものの、その子どもを育てられなかった少女の物語です。

 

 「不妊の苦しみ」や「10代の望まない妊娠と、その後の人生」について。

 

 そして、「特別養子縁組」という、今、話題になっていて、これからより広まっていくであろう制度ことも、よくわかる映画なのですが……押し付けがましさとか啓蒙的な印象は全くなく。

 

 フィクションでありながら、ドキュメンタリー的な手法を持って生々しくも美しいリアリティが描かれている。

 

 映画として、魅力的な、とても美しくて切ない人間ドラマでした。

 

 登場人物の心情が映し出されているような、海の波、朝の光などの情景描写も忘れがたく。

 

 役者さんたちは全存在を持って、そこに生きていて。

 

 音楽もさりげなく染み入ってきて。

 

 ああ、本当に忘れがたい映画です。

 

 できれば、私ももう一回観たいし、観終わった後にすぐ夫に電話して、「ぜひ観て!」ってお願いしたくらい(そして、彼はその夜に観に行ってくれました✨)

 

 皆さんも、何かしら引っかかるものがあったら、ぜひ、観て欲しいです。