人物、カルチャー、女性の生き方を探究しているライターの芳麗です。
突然ですが、皆さんは自己啓発本はお好きですか?
私は自己啓発本って、嫌いとは言い切れないし、稀に好きな本もあるけれど、何だかちょっとモヤモヤを抱いてしまうものの1つです。
「ぼくもいろんな自己啓発本を読んで「死ぬこと以外はかすり傷」みたいな言葉を見て、奮起していました。
でも、補足しておきたいのは、そういう言葉はすごくいいなと思う反面、危険な一面もあると思っています。
一時期はその言葉で火照ることができるかもしれないですけど、それを続けられるような「仕組み」を自分に作らないと続かないと思うんです。
つまり、自己啓発本は口あたりのいいスイーツかその場だけの元気をくれる栄養ドリンクみたいなもの。現実を動かすには、自力で行動して傷ついてフィードバックを取らないとダメだということ。
そうそう。自己啓発本を読むことの効果って実は薄いんですよね。
私は根っこがぐうたらでコンプレックスの多い人間なので(当社比)、少女時代からたくさんの自己啓発本を読んできましたが…… あんまり変わらなかったんですよね。すんなり読めて、ちょっと元気にはなるけど(笑)、ただそれだけ。
現実を変えてくれたり、自分に影響を及ぼしてくれたのは、魂が震える感動をくれた文芸だったり、新しい視点や示唆をくれる哲学書だったり、有益な実用書でした。
ちなみに、上田監督は、現実を変える行動の1つとして、「ブログを書くこと」を挙げています。
「大切なのは、そういうメンタルを続けられるような「仕組み」をつくることだと思います。ぼくの場合はそれがブログだった。
ブログに自分の失敗を書いて、それを見ている人に楽しんでもらう、という「使命」を自分でつくっていました。ただ単に「失敗を集めよう」とか「失敗したらそれを喜ぼう」というだけじゃ精神は持たない。それを自分の生活の中に仕組み化する。それがうまくいくコツなんだと思います」
追伸:写真は今朝の薔薇。猛暑でも一輪、咲いてくれました