訃報:共に戦った仲間1
今回も、お久しぶりです。
今回は、残念なお知らせがあります。
先日、僕と一緒にスマホ小説を作っていただいた千田さんが、肺ガンでお亡くなりになりました。
残念な事ですが、自分と作った作品が遺作となってしまいました。
それから、作家としての僕に何ができるかを考えたんですが、
この場を借りて、千田さんと僕の物語を書かせてもらうと思いました。
それが僕に出来る一番の事ではないかと思うので。
そして、この遺作を少しでも多くの人に見てもらう努力をしたいと思っています。
まず、千田さんと僕の出会いから書かせてもらいます。
千田さんとの出会いは、ある知人の紹介でした。
スマホ小説の為に、イラストレーターを探していた時に紹介されたのが彼でした。
正直、見た目はかなり怪しい感じの人でした。
イラストの相談をしたんですが、彼と話して驚きました。
彼は作曲家であり、プロとして動画の編集もやっていたんです。
なぜ、驚いたかというと、彼は目が先天的に悪く片目は失明しており、もう片目も殆ど見えない状態だったからです。
作曲は別として、動画の編集は無理じゃないかって思ったんですよね。
まあ、その時は、とりあえずイラストレーターの紹介だけ頼んで別れました。
これが、僕らの出会いでした。
その後、自分はスマホ小説をどう作るかで奔走していました。
最初は、最新のHTML5で製作しようとしていたんですが。
結局、スマホ小説は動画でしかできないという結論に達しました。
その時、ふと、頭に千田さんが浮かんだんです。
「あっ、千田さんなら……作曲、動画編集……なら、出来る!」と思ったんですね。
すぐさま、千田さんに電話をして「スマホ小説を一緒に作らないか」と持ち掛けました。
まあ、いつもの「思い立ったら吉日」というヤツです。
最初は、ただただ驚かれてましたね。
そして、詳しく説明した後に、今度は論争になりました。
というのも、彼は元々動画のプロなんで、提案したスマホ小説が中途半端に感じたんだと思います。
最初は静止画に、文章と音楽を付けたいと思っていました。
そう、目指したのは紙芝居のようなものだったんです。
それは、動画のプロの彼には、ただの退化に感じたんだと思います。
ただ、僕は、鉄拳さんの成功を見て感じていました。
CG、3D、ここまで進んできた映像の世界では、後は退化しかないんではないかと。
あえて、不十分な所での新しい表現を目指した訳です。
でも、彼が主張したのは「ミリオンまで売れた作品を汚すようなものだ」という意見でした。
たぶん、3時間くらい電話で論争しましたかね。
でも、最後は分かってくれました。
「負けました。じゃあ、yoshiが作りたいモノを作りましょう!」と。
たぶん、彼が分かってくれたのは、そもそもケータイ小説も同様だと気づいたからでしょう。
ケータイ小説だって、売れる前までは、周りからヒドイ言われようだったんで。
でも、僕は僕がイケると思ったものを作っただけなんですよね。
とにかく、こうして、二人は暗中模索でのスマホ小説の製作に取り掛かったんです。
次回は、さらに千田さんとの物語の続きを書かせて貰おうと思います。
今回は、残念なお知らせがあります。
先日、僕と一緒にスマホ小説を作っていただいた千田さんが、肺ガンでお亡くなりになりました。
残念な事ですが、自分と作った作品が遺作となってしまいました。
それから、作家としての僕に何ができるかを考えたんですが、
この場を借りて、千田さんと僕の物語を書かせてもらうと思いました。
それが僕に出来る一番の事ではないかと思うので。
そして、この遺作を少しでも多くの人に見てもらう努力をしたいと思っています。
まず、千田さんと僕の出会いから書かせてもらいます。
千田さんとの出会いは、ある知人の紹介でした。
スマホ小説の為に、イラストレーターを探していた時に紹介されたのが彼でした。
正直、見た目はかなり怪しい感じの人でした。
イラストの相談をしたんですが、彼と話して驚きました。
彼は作曲家であり、プロとして動画の編集もやっていたんです。
なぜ、驚いたかというと、彼は目が先天的に悪く片目は失明しており、もう片目も殆ど見えない状態だったからです。
作曲は別として、動画の編集は無理じゃないかって思ったんですよね。
まあ、その時は、とりあえずイラストレーターの紹介だけ頼んで別れました。
これが、僕らの出会いでした。
その後、自分はスマホ小説をどう作るかで奔走していました。
最初は、最新のHTML5で製作しようとしていたんですが。
結局、スマホ小説は動画でしかできないという結論に達しました。
その時、ふと、頭に千田さんが浮かんだんです。
「あっ、千田さんなら……作曲、動画編集……なら、出来る!」と思ったんですね。
すぐさま、千田さんに電話をして「スマホ小説を一緒に作らないか」と持ち掛けました。
まあ、いつもの「思い立ったら吉日」というヤツです。
最初は、ただただ驚かれてましたね。
そして、詳しく説明した後に、今度は論争になりました。
というのも、彼は元々動画のプロなんで、提案したスマホ小説が中途半端に感じたんだと思います。
最初は静止画に、文章と音楽を付けたいと思っていました。
そう、目指したのは紙芝居のようなものだったんです。
それは、動画のプロの彼には、ただの退化に感じたんだと思います。
ただ、僕は、鉄拳さんの成功を見て感じていました。
CG、3D、ここまで進んできた映像の世界では、後は退化しかないんではないかと。
あえて、不十分な所での新しい表現を目指した訳です。
でも、彼が主張したのは「ミリオンまで売れた作品を汚すようなものだ」という意見でした。
たぶん、3時間くらい電話で論争しましたかね。
でも、最後は分かってくれました。
「負けました。じゃあ、yoshiが作りたいモノを作りましょう!」と。
たぶん、彼が分かってくれたのは、そもそもケータイ小説も同様だと気づいたからでしょう。
ケータイ小説だって、売れる前までは、周りからヒドイ言われようだったんで。
でも、僕は僕がイケると思ったものを作っただけなんですよね。
とにかく、こうして、二人は暗中模索でのスマホ小説の製作に取り掛かったんです。
次回は、さらに千田さんとの物語の続きを書かせて貰おうと思います。