ケータイ小説誕生物語18「エロ小説からの転換」 | Yoshiオフィシャルブログ Powered by Ameba

ケータイ小説誕生物語18「エロ小説からの転換」

前回の予告通り、僕はエロ小説から、文芸小説への転換を図ろうとしてました。


その前のページまでは、激しい援交シーンです。


そこに、すでに登場させていた「お婆ちゃんの過去」を連載する予定でした。



お婆ちゃんの過去とは、戦争のときの妹の話です。


じつは、その話は、僕が以前に戦争体験者から聞いた実話でした。


それを物語に使わせていただいたんです。



でも、完全は戦争の話なので、エロ小説を読んできたと思った人は驚くと思いました。


しかも、その回の更新は、その話だけです。


僕は、アクセスが激減することも心配してましたが、ある自信もありました。



それは、若者も、中年も、ギャルも、主婦も、みなな人なんです。


どんな世代でも、人として分かることは、分かってくれるというものでした。


僕だって、戦争など行ってませんが、その愚かさや悲しみはわかります。


だから、僕は迷わず更新をし、メルマガを送りました。



そして、その結果は、アクセス数が倍増したんです。


一日、5万人から、10万人の規模に増えました。


月に300万アクセスということです。



このときは、嬉しかったですね。


アクセ数が伸びたことは当然として、想いが伝わったことが一番嬉しかったですね。



ちなみに、その頃から、読者の感想メールの中で、色々と女子高生などからも


実体験のメールが送られてきたので、それを物語に使わせてもらいました。


その中で、もっとも、小説に影響を与えたのが



援交で、本当にエイズになって発病した少女からの告白でした。


そこには、「私のようにならないように、小説で訴えて欲しい」というものでした。


僕は、そこで物語の結末を決めたんです。



こんなことが、この小説は実話だと思わせていったのかもしれません。


まあ、色々な実話は入れあるので、ある意味で正しいと思いますが



ここまでは、作家的なことを書いてきましたが


じつは、僕は、この物語を書きながらも、ある企画を考えていました。


それは、DeepLoveプロジェクトとでもいいますか


DeepLoveで、色々な夢を叶えていきたかったんです。


それを読者に約束して、それを叶える過程を見てももらいたかったんです。



それは、まさに、サイト名の「ザブン」に由来しています。


そう、自ら波を起こしていくことでした。



次回は、その辺を書いていきたいと思ってます。