平成の残すところあと数日。昭和の終りの頃、まだバブルになる前に社会人となった自分は
その社会人人生の殆どを平成が占めることになる。その間には時代がバブルに踊ったときも、またその後の経済的な凋落も、そしてその後に長く続く実感が全く無い経済成長も見てきた。
朝日新聞2017年5月14日記事から
また、地下鉄サリン事件、金融危機、リーマンショック、東日本大震災と色々な事件もあった。
こう書くとただひどい時代ということになってしまうかもしれないが、ネットが発達し便利になったことや、色々な商品の品質が改善されて価格もリーズナブルなものが普及したことなどいい面もある。また個人的には人々の価値観も多様化した時代だったように思う。これなどもいい面もあればそうでない面もあると思うのだが、トータルで考えればいい面の方を重視したい。
そんな平成時代を経済の面から俯瞰できそうな本を読んだ。
なんとなく感じていた様々な経済問題に付、頭を整理するのに役だったような気がする。
この本によれば世界の中での自国の立ち位置がどんどん変化し(例えば中国の躍進など)、また自国内でのバブル後の不良債権問題に手こずり、本来必要な産業構造の変革や少子高齢化対策などが後回しになってしまったことを指摘している。また2000sに入りIT化が本格化する中でアメリカにかなり後れをとってしまったこと。少し景気が良くなると危機感が弱まり従来の体制に甘んじてしまったことなど。1980Sまでの成功体験からなかなか抜け出せず、それまでの延長線上での対応に拘泥してしまったとでもいうのだろうか。
さてこれから始まる新しい「令和」の時代はどんな時代になるのだろうか。

