旧陸前浜街道は江戸の千住から宮城県の岩沼まで続いていた律令時代頃からの街道である。

鉄道で言えば常磐線、道路で言えば今の6号国道、常磐自動車道へと進化しながら現代に続いている。

 

 この旧街道は所々6号国道に飲み込まれながらも昔の面影を残しながら痕跡を残している

。 今日は前から目を付けていた福島県の相馬市の南から原の町に向かって立派な松並木が見られる所が有り、この地方では珍しい夏日の中歩いてみた。

 

 車を百尺観音の駐車場に置き、少し歩くと県道121号だ。ここは松並木の真っ最中。

           途中で見かけたアジサイ

     松並木が途切れると一面の水田と阿武隈山系が

なるべく木陰を通るようにして並木を歩く。この道は6号国道と並行に走っているせいか車も幸いに疎らだ。風情ある樹形をした松並木を行くと昔の大名行列が見えるようだ。しばらく歩き並木の足下の土手の斜面に腰掛けパンをかじって昼食とする。快適な木陰になっているこの場所で休んでいると汗が引くのがわかるようだ。食後もしばしそこで小休止。松の木々を通る風のフーッという音を聞いていたら時の経つのも忘れてしまったほどだ。