追悼演説
先頃亡くなられた細田博之前衆院議長の追悼演説を誰がやるのか?
本命は現職の海江田万里副議長。対抗は当選同期で通産省の後輩にあたる
岡田克也立憲民主党幹事長。
自民党から選ぶとなれば当選同期で同じ派閥の塩谷立あたりになるか。
現職の国会議員が亡くなった際には衆院では追悼演説(参院では哀悼演説)が行われる。
かつての中選挙区制の頃は基本的には同じ選挙のライバル議員が行っていた。
我が故郷の青森で例えると旧青森1区の中村拓道(自民)が亡くなった時は
社会党の米内山義一郎が、旧青森2区の島口重次郎(社会)が亡くなった時は
自民党の田沢吉郎が行った。
例外もあって総理経験者や野党の党首クラスは互いに行っていた。
記憶に新しい安倍元総理の追悼演説を野田元総理が、安倍元総理と同じように
凶刃に倒れた社会党の浅沼委員長の時は当時の池田勇人総理が務めた。
さて過去に衆院議長経験者が亡くなられた時に誰が追悼演説を行ったのか?
細田氏以前に現職議員で亡くなった議長経験者は12人いたが
地元のライバル議員パターンが大野伴睦(山本幸一)、堤康次郎(矢尾喜三郎)。
野党の幹部クラスが清瀬一郎(河野密)、船田中、前尾繁三郎(ともに下平正一)、
福永健司(山口鶴男)。
松岡駒吉は芦田均元首相、幣原喜重郎は苫米地義三(国民民主党最高委員長)。
林譲治は副議長だった杉山元次郎が務めたが林議長時の副議長ではなかった。
今回のパターンに近いのは保利茂の時の三宅正一。現職の副議長なので
仮に海江田万里が務めれば当てはまる。
伊藤宗一郎の時の渡部恒三も現職の副議長だったが、渡部は解散後に
再任された(議長は綿貫民輔)。
町村信孝の時は議長経験者で同期当選の伊吹文明だった。
最後に今の臨時国会ではやらずに年明けの通常国会で行われる事になるだろう。
安倍さんの時も3ヶ月経ってからやってたしね。