キャッシュ・フロー計算書 [ Cash Flow Statement (C/S) ]
キャッシュ・フロー計算書は、貸借対照表や損益計算書と同様、企業会計を報告する財務諸表の一つとして位置付けられます。
ここで、貸借対照表・損益計算書・キャッシュ・フロー計算書から得られる情報について簡単に比較してみます。
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[貸借対照表]
一定時点における企業の財政状態(資金の調達方法と、その運用方法についての情報)。
[損益計算書]
一定期間における企業の経営成績(収益・費用とその差額である利益の情報)。
[キャッシュ・フロー計算書]
一定期間におけるキャッシュ・フローの状況(資金の流入・流出の情報)。
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なんとなく、わかったようなわからないような感じですが。。。
たぶん、学習を始めてまず疑問に思うのが、
「何でこんなものを作る必要があるの?」
何かP/L(損益計算書)みたいな見た目だけどそうでもなさそう。
「営業活動によるキャッシュ・フロー」とか、P/Lにも「営業利益」って項目があるけど、それとどう違うのかよく分からない。
作り方もあちこちの勘定から数字を引っ張ってきてぐりぐりして…と非常にめんどくさいし。
ってゆーか、P/Lだけでいいじゃん。
でもしかし、キャッシュ・フロー計算書には、損益計算書からだけでは分からない重要な情報が示されているのです。
それは、「資金繰り」![]()
例えば、ある企業の財務諸表がこんな感じだったとします。
B/S (前期)
―――――――――――――――
現金 1000 買掛金 200
売掛金 100
繰越商品 150
B/S (当期)
―――――――――――――――
現金 100 買掛金 400
売掛金 1800
繰越商品 1550
P/L(当期)
――――――――
売上高 2000
売上原価 100
営業利益 1900
P/Lだけ見て企業の経営成績を判断したとします。
すると営業利益が1900も計上されており、高い評価をしてしまいそうです。
しかし実態はというと、売上高こそ良い数値ですが、
運転資金は底を尽きかけています。
これをキャッシュ・フロー計算書で表わすと、
C/S(当期)
―――――――――――――
営業収入 + 300
商品の仕入支出 - 1200
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営業活動によるCF - 900
となり、営業をする事によって資金を食いつぶしていることがわかります。
資金繰りが苦しくなると、企業としては致命的です。
手形の不渡りを二回出してしまうと、銀行から取引停止を受けてしまいます。
投資家は、キャッシュ・フロー計算書によって、企業の資金繰りが健全であるかどうかを判断する、というわけです。
次回からはキャッシュ・フロー計算書に関して、もう少し突っ込んだ話をしていきます。
だいたい、このようなこと↓について触れていく予定です。
①キャッシュ・フロー計算書より得られる情報
②キャッシュ・フロー計算書の必要性
③キャッシュ・フロー計算書における「資金」とは
④キャッシュ・フロー計算書の区分表示
では、また次回!![]()