人間は人生経験によっていろいろのことを学ぶ。
若いころあれほど熱望した金や名誉や性愛が、それほど価値あるもの
でも感動的なものでもないことを教えられてきます。
だから、きらびやかなもののうちにも空しさを感じとるようになります。
若者はそれを知りません。
人間の成長とは、その空しさを少しずつ理解してゆくことかもしれま
せん。
このように、人生を眺める目をもちはじめ、自分の送ってきた
歳月を自己自身によびもどし、そして反芻し、数多くの危険や喜びを
のりこえてきたことに満足しようとする心の働き、それが老いの訪れ
です。
心のうちこめる「老い」そして意義と価値のある人生の「老い」とは
いったいどのようなものなのでしょうか。
いろいろな老い方、努力の姿を、多様な「老人のタイプ」のなかで
応援してみませんか。
老人による枝払いの様子



