通りすがりの方にたまたま読んでいただける程度の匿名の日記でも、全てをさらけ出して語ることはできない。
やっぱり、ただのダメダメだった時、やさぐれてた時、痛々しかっただけの時の自分のことは、黒歴史として記憶からも消し去られていたり、都合よく記憶が書き換えられていたりするから。
無理やり思い出してブルーになる必要もないかと思うから。
黒歴史のほうが、他人には面白いかもしれない。
おばあちゃんになったら、そういうことも思い出して書く気になるのかもしれない。
いまはまだ。思い出して辛くなる思い出も、結局楽しかった思い出や幸せだった思い出に付随してたことばかり。
楽しかった・幸せだった思い出だけ思い出せたらハッピーなんだけど、1度タイムスリップすると全部セットで思い出してしまうんだな。
だから、楽しかったことも思い出さないようにしてたのか。
長い年月が経ち、いろんなことが変わってしまっても。
気持ちだけは冷凍保存されたまんまだった。
誰だろう。
女は上書き保存して忘れる生き物、
男はフォルダごとに思い出をストックする生き物
と言ったのは。
上書き保存できてなかった私は脳が男寄りなのか。
書くことで、ざわざわした気持ちを落ち着かせることができる。
気持ちが落ち着くまでは、気持ちの整理として過去の振り返りを続けるかもしれない。
読んでくださった、通りすがりのみなさま、どうもありがとう。