「   娘が来たと思って。    」

と言いながら、ヨッチの家のシンクにたまった

昨夜からの食器を洗ってくれている《 織姫 》は

マムの二十数年前の教え子です。


健康診断の技術士で

2人の子供を育てながら働いています。


昨日から

「   帰国したばかりだから、大丈夫?   」

と七夕🎋日曜日の来訪を気にしてくれました。


二人の子供をおばあちゃんに預けて 

今日は夫婦で来てくれました。


同じクラスだった彼女の仲良しの名前を聞くと、

マムは直ぐ顔が思い出せ

近況を聞くのも楽しそうでした。


「   帰りにヨッチと二人、クルマでスーパー

 まで、送って。

 空港からコンビニに寄っただけだから

 野菜も果物も何にも無いの。

 ヨッチ一人で留守番させられなくてね。

 前に内鍵掛けられて締め出されたんだよ。   」


娘と言って貰え、直ぐ図々しく図に乗るマムです。



マムの胸にはいつも

本当の我が娘 ティミがガラスの

ロケットに収まって一緒に居てくれます。


ティミは亡くなるその日まで

強く信じた道を貫いた人でした。


いつでも、何か目標を持って居た人でした。


矯正の歯科医師でしたが

大人の矯正歯科を歯の内側から治療する

研究熱心な歯医者でした。


週一日、障がい者の歯の治療にも通っていました。

将来 訪問の歯科医師もやりたいと

夢をヨッチ達に聞かせていました。


その強さはいつも 自分のワガママではなく

回りの人の為に一生懸命だったと思います。



今日は

ティミの7回忌を今回 断念して、クリスマス

ホリデーに帰国する年末に変える事にしました。


実は ティミの命日は8月で

まだマル6年経っていないのです。


ナンデ 嫁行った娘の一周忌、3回忌、7回忌

を実家でやるの⁉️

やって貰えないティミが不憫で

老々介護のヨッチとマムが、今も頑張ります。


来年の七夕には

もっと大きな夢の羽衣を着た織姫に

会いたいものです。