恩師のリサイタル
こんにちは！ 茨城県牛久市の木下ピアノ教室です。
お立ち寄り下さり、ありがとうございます。
先週の木曜日、恩師のリサイタルに行ってきました。
大学の「伴奏法」という授業が師匠との出会いでした。
15歳で「伴奏のできるピアノ弾きになる！」と決めて以来、
高校や大学のアンサンブル関連の授業には人一倍期待し、吸収しようと頑張りました。
大学3年時のこの授業も、入学以来ずっと楽しみにしていたものでした。
授業は、学生が二人一組になり、割り当てられたドイツ歌曲を練習し
みんなの前で演奏してそれに対して先生が解説やレッスンをおこなう形でした。
先生の的確な解説、美しい音色での模範演奏…いっぺんで虜になり
毎回一番前の席でかじりつくように受講しました（怖かったかも…
）
）そしてまわってきた自分の順番。
R.シュトラウスの「献呈」という有名な歌曲でした。
後半に向かってだんだん盛り上がり、
最後は歌が恋人への感謝を歌い上げ、ピアノも和音の連打で華やかに終わるのです。
私が一度弾いた後、「ちょっと弾かせて。いつも弾いている調と違うけれど」と仰いながら
弾いて下さった先生の演奏の素晴らしかったこと
その時、先生は臨月の大きなお腹だったにもかかわらず
出て来た音は私の音よりずっと大きくて、輝かしかったのです。
どうしたら、あんな音が出るのだろう…
どうしてもその訳が知りたかった私は、
1年間の授業が終わった後、大胆にも先生のお宅に直接お電話し
レッスンに通わせて下さいとお願いして、約7年間お世話になりました。
初めて伺ったレッスンで、やはり私の技術の限界を指摘されて
一からその技術をたたき直す覚悟があるなら教えます、との先生の言葉に
お願いしますと答えたわけですが、
それからの道のりが長かった…
いつかまた、そのお話しはじっくり書きたいと思いますが
「ちょっとよくなったんじゃない？」と先生に言われるまで、なんと5年…
年に1度か2度、先生のリサイタルに伺うたびに
ああそうだ、この音だ、と思わされます。
近づきたくても、ちっとも手に入らないその音色…
今回も、ずっと心がときめいたままの2時間のリサイタルでした
2018 MUSEクリスマスコンサートに出演いたします。
2018年12月16日（日）昼の部 14:00開演 / 夜の部 17:30開演
牛久市中央生涯学習センター 多目的ホールにて
チケットご希望の方は、こちらからご一報下さい！
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