社内教習1
更新長らく滞っており失礼しております。 前回、免許取得の話をしていた頃は真冬だったのに、桜の季節(しかも葉桜)となってしまいました。 現在無事社内教習も終わり、日々お客様を乗せて路線を走行しております。 本日は社内教習の日々についてです。2020年12月7日 初の社内出勤、午前は本社で常務、交通課長の話を聞き、午後から教習を受ける営業所へ、制服のサイズ合わせをし、残った時間は先輩運転士の路線見学をしました。親切に運転しながら注意点等説明をしてくれます。山道、狭路、運転しづらい夕暮れ時なのに余裕です。しかもこの方、社内では「下手」と言われている方です。メチャ上手です。 その他、一か月前から教習を受けている、これから一緒に教習を受ける先輩教習生の方々を2名紹介されました。1名は元トラック運転手、もう1名は元教習所の指導員。さすが、自分のような他業界からはいません。12月8日 自分が配属される予定の営業所に初出勤です。第一印象はとにかく「トイレが汚い!」 この日も路線見学で、超狭い山道、狭路の小学生登下校専用路線の下校便、路線名「地獄谷線」を見学しました。「地獄谷」は仮名ですが、実名も似たようなものです。ある先輩が崖にバスを落とし廃車にした歴史もあります。利用する小学生が乗車し、小学生の「オッケーでーす(全員揃いましたの意味)」の声を合図に出発します。路線の道路は左右ともギリギリ、神社の鳥居までバスでくぐります。左右のガードレールや家の軒もギリギリ、地域の住民もバスが通ることに協力し、バスに当たらないよう一部軒をカットしてくれています。コーナーの先の狭路など、バスを平行にして進入させないと内輪差ですぐ左右の家に当たります(下の写真参照)。バス1台ギリギリなのに、更に対向車もバンバンきます。「バスのバックは危険だから、対向車が来ても緊急車両の場合以外は絶対にバックしてはいけない。相手にバックしてもらいなさい」とのこと。 恐怖心が出ないよう、早目に自分の運転で走っておくべきだそうです。後日自分の軽四で走ってみましたが、軽四でも十分狭いです。社内でも「わざわざバスでいかなくてもワンボックスでいいのではないか? 乗車する小学生は6~7人程度なのだから」とのこと。私もすぐそう思いました。ですが、運賃箱のあるワンボックス車を準備できないとのことでバスだそうです。 プロドライバーとしての腕の見せ所、地獄谷です。入社2日目早々えらいものを見せられました。 (後日、別の先輩の運行でこの路線に再度同乗したのですが、その先輩は和やかに談笑しながら40km/hで運行、ラリー状態でした。)12月11日 大型二種免許は伊達じゃないです! バス運転士は凄い。上記教習所指導員出身の先輩教習生の方が、教官から運転について注意されまくりです。 教習で、「○○時××分△△秒に※※駅に着けなさい」という指示があります。信号にわざと引っかけたりします。御存知のとおり、信号の青は「進め」ではありませんよね。「進んでもよい」です。プロドライバーは交通法規を最大限利用します。後続車両がいない場合、青でも進行しない場合があります。こうやって時間調整を秒単位で実行します。なぜそこまで秒単位での走行が必要か、駅の乗降車場の数が十分でないため、分、秒単位で進入しないと他のバスの発着と重なるからです。また、某駅弊社1, 4, 5番乗り場同発(同時刻発車)というのがありますが、発車時刻5秒前に同時に3台がウインカー点滅開始、発車時刻0秒に同時に動き始めるのは芸術的です(日体大集団行動を彷彿とさせます)。12月12日 入社後初の土曜日出勤ですが、弊社営業所にてバスマニアの方々に遭遇しました。弊社某超オンボロ車両を借り切って乗車、撮影等楽しまれています。全国から集まられているとのこと。弊社は骨董車両を多数保有していますが、他社なら10年前に廃車にしているような車両が多数あり、それが珍しいようです。 弊社では200万キロ車両も現役です。3速に入らない車両、3速-4速間ではダブルクラッチ(※)を踏まないとギアが壊れてしまう車両等多数です。弊社先輩方は一番頻繁に使う3速に入らない車両、左手でシフトレバーを支えておかないと3速から外れニュートラルになってしまう車両等で山の上の遊園地行きのワインディング路線をかっ飛ばします。通学の高校生が山盛に乗った車両の板バネ(Leaf spring)が運行中バキッと折れても社内整備士が軽トラで現場にかけつけチャチャっと直して走らせます。最近流行のSustainabilityを相当以前より追求し続けている最先端企業です。弊社では20年前の車両は新型の範疇と認識されています。競合路線では新型(ガンダム級車両)を多数保有する連邦軍(R社、O社)には加速で引き離されてしまいます。弊社教習車は旧ザクです。運転席横に灰皿がついた車両が現役です。弊社メイン車両はザク、グフ辺りで、私は幸いドム級が担当車両となりました。弊社は運転の上手な超ベテランたちが旧ザク、ザク級車両を担当します。上手いからです。弊社教官など、旧ザクでもO社のガンダムに引き離されることはありません。私も旧ザクでガンダムに追従するよう、ガンダムの後ろ数mで教官より「もっと踏んで!もっと踏んで!ついて行って!」と煽り立てられましたが、恐くてアクセルペダルが緩みました。ガンダムに引き離された後、教官が「恐い?」と半笑いで聞いてきます。別の意味でも恐いです。教官の専用車両前面には、約40年現役車両に似合わないLEDライトが不気味に光ります。O社ガンダムもこのLEDがミラーに映ったら冷や汗です。 ヘタな自分たちには比較的新しく操作しやすい車両を担当させてくれます。でも、教習は一番扱いづらい旧ザクで行います。教官が、大切な教官専用旧ザクを貸してくれます。教習生には廃車寸前の車両で十分。そうすれば教習後、担当車両の操作がとても楽だからです。もう一つ、競合路線には比較的新型車両を配置します。理由はもちろん他社への見栄です。 ちなみに他社では支援システムが色々とあるようですね。確かに前職通勤時、都会でバス通勤していましたが、そのバスには各バス停到着予定時間に対し実際の時間との差異が運転席液晶画面に表示されていました。我々のは紙の運行表(staff)だけです... 夜暗くて見えません。しかもこれはある運転士仲間が個人的に作成したものを使わせてくれているだけで社内の公式のstaffはありません。その他、坂道発進支援システム(HSA: Hill Start Aid)、後ドア閉め忘れ発進防止システム等、新型には便利機能が色々あります。貧乏を運転士の腕でカバーするのが弊社です。※: シフトチェンジの間のニュートラルになった一瞬クラッチペダルを離すことでスムーズに次のギアにつなぐ技術。スポーツ走行のダブルクラッチとは異なり、シフトアップ時、シフトダウン時共に行います。JOSHのmy Pick楽天市場【ふるさと納税】期間限定!佐賀牛霜降りスライス(肩ロース)すき焼き・しゃぶしゃぶ用10,000円今年分のふるさと納税