「Homogenic」 BJORK | Around the Corner

「Homogenic」 BJORK

歌姫のみっつめ(前の記事はこれこれ )。最後は世界の歌姫。


いろいろと経歴の長い人でビョークが関わったすべてのアルバムを挙げるのはとても難しいのだけど、やはりお気に入りは実質のソロデビューから「Homogenic」までの3枚。


「Debut」(93年)
「Post」(95年)
「Homogenic」(97年)


97年から98年のはじめは、特別な時期だった。「Nevermind」(Nirvana)が出たのが91年。それぐらいから少しずつそれまでの音楽から離れていった。だから、カートが死んだなんてニュース(94年)が流れたときにはすっかり遠い国の話のようにしか聞こえなかった。その頃、聞いていた音は西洋音階に束縛されていない各地の民族音楽ぐらい。新譜なんてほとんど買ってなかったし、音楽系の雑誌にも目を通すこともなかった。


戻ってきたのはひとつはMacのおかげ。知り合いから格安でPerforma588を譲り受け、それにGS音源のSC-88(あとでSC-88proに買い換え)を近所の楽器屋で買ってきて、かんたんなmidiシーケンサーで音を鳴らして遊ぶようになった。


あと、もうひとつがビョークをはじめとする音が心地よく聞こえたからだ。ビョークをはじめて聴いたのは「Homogenic」。最初はジャケットに魅入られた。どうみても首長族(タイ)で、でも服装は最近のだし(これってGIVENCHYなんだよね)、髪型は誇張された中華風だし、で、全体をみると絶対宇宙人だし。前作「Post」の存在も知っていたけど聴いてはいなかった。それでジャケットの魔力に引きよせられるように久々のCDを試聴もせずに購入した。


1曲目の「Hunter」。外したベースラインが気持ちいい。そして地の底から語りかけるようなビョークの声。電子系のリズムと、揺れるようなストリングス、それにビョークの声。決して混じり合うことのないはずの三者がとても心地よく身体に響いてくる。


ウィキペディア(Wikipedia)で「ビョーク」調べたら面白いことが載ってる。アイスランドにはときどき黒髪で東洋的な顔立ちの人が生まれるんだ・・・。不思議。ちょっと興味をそそられるな。


てっきり、天(宇宙)から舞い降りてきた別世界のモノだと思ってた。天(宇宙)と交信してる。もしくは天(宇宙)からのメッセージを地球に伝えてる。


どう考えても・・・、


ぜったい、この声、ヒトの声じゃないよ。


Bjork
Homogenic


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Mac。Performa588はしばらくして知り合いにあげた。次に来たのはiMac&iBookのtangerine。今ではときどきwindows使ってるけど、あくまで気持ちの上でのメインはMac。
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SC-88pro。これももうない。今はすべてソフト音源になってしまった。お気に入りは「FL STUDIO」と「REASON」。VSTやVSTiはほとんどFreeのやつだけどね。
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Nirvana。例にだしたけど、今でもあまり好きではない。アンプラグドでない方のライブ盤(From The Muddy Banks Of The Wishkah)はかっこいいと思ったけど。それとこのバンド名はいい。
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心地よく聞こえた音。97年。このあたり。特にRadioheadはね。


Radiohead
Ok Computer
Aphex Twin
Richard D. James Album
Portishead
Portishead
Daft Punk
Homework
Cornelius
Fantasma
※手持ちはイヤホン付の限定版(国内)。
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翌年、98年でよければ、こんなやつも聴いた。

Massive Attack
Mezzanine

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マーク・ベル。「Homogenic」に参加したLFOのメンバー。最新作ということで「Sheath」買ったんだけど、なんだかな・・・。この路線なら絶対こっちの方が好き。

Mouse on Mars
Idiology

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アイスランド。最近ではSigur RosやMumあたりも。このアルバム、結構好き。聴いてると北欧の妖精が出てきそうで。これからの季節向きだな。

Mum
Finally We Are No One

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CD書きすぎっ。でも、どれもheavy rotationだったものばかり。