がんは知っているでしょう。病気のがんです。

 がんもどきはどうでしょうか。がんもどきは料理の一種です。雁の肉に似た料理と言う意味でがんもどきと言います。がんもと言う事もあります。私はこの料理の話をしたいのではありません。「がんもどき」と言う病気の話をします。

 病気のがんに似たような物と言う意味で「がんもどき」と言う病名を作った医者がいるのです。この医者は長い間、慶応大学病院に勤めていた近藤誠先生です。

 近藤誠先生は「患者よ、がんと闘うな」と言う本を書いて有名になりましたが、知っている人もいると思います。近藤先生はがんと闘うことが常識であった時に「がんと闘うな」と言う本を書いたので、この題名を見た人は、彼は頭が狂ったのかと思った人もいたはずです。

 なぜ近藤先生がこんな変なことを言い出したのかを私が考えた所、一つひらめいたことがありました。

 近藤先生の言う「がんもどき」はがんの中でも良性のがんと言うことが出来ます。「がんもどき」の特徴を挙げてみるとがんの進行が遅いとか、転移しないとか、症状が出ないなどがあり、がんのような怖い症状がないのです。

 顕微鏡でがん細胞を見ると、がんの特徴が出ているの、がんと診断されるけれど、痛みや不調を起さないので、これを治療することに違和感を感じるのです。

 例えば健康診断でがんが発見されたような場合は「がんもどき」の可能性は高いのです。自覚症状がない場合でも、がんだと診断されれば、手術で摘出しなければならないような話になります。

 これはどういう事情があるのでしょうか。がんだと言われてもなにも困ったことはないのですから、手術のような荒療治をしなくてもいいのではないかと思います。でも手術を勧めるのには理由があるのです。がんになったらほっておくと、だんだんと大きくなり、そのうち命に関わることになると言う心配を持っているからです。がんは死につながると言う考えを多くの人は持っているからです。

 医者もがんは命にかかわると思っているでしょうから、手術を勧めると思います。元気な人であっても手術や抗がん剤の治療を始めると、体は不調を来たすことになります。近藤先生はしなくても良い治療をしている医療に納得いかなくて「がんもどき」理論を出してきたのでしょう。

 私も子供の頃からがんになったら死ぬんだと思っていました。今はその考えは無くなりましたが、無くなるまでに長い時間がかかりました。

 近藤先生が「がんもどき」と言う言葉を作ったのは、がんになっても死なないことがあると言う事を知ってもらいたかったのではないでしょうか。

 がんになったら死ぬと言う恐怖が無くならないので、がんではない嘘のがんであると言うこよで「がんもどき」を作ったのでしょう。

 それで治療をしてはならないと強く言われたのですが、治療をしないと言うのは諦めたような感じになります。諦める人はそれでいいでしょうが、中には諦めきれない人もいるでしょう。

 そこで私は諦められられない人に養生を勧めたいと思っているのです。養生と言う言葉は昔からありますが、私が言いたいのは現代人に合った養生です。

 養生には食事、睡眠、運動、心の面などありますが、私の考える養生は多すぎず、少なすぎず、程々にと言うか、適量を考えて行動するような感じになります。

 養生でがんが治るのかと言われそうですが、がんは治らなくてもいいのです。がんが治ると言う事は、がんが無くなることだと思っているでしょうが、がんは無くならなくてもいいのです。がんは進行を止めればいいのです。進行が止まれば、がんは治ったと同じようなことになります。

 「がんもどき」の人は症状が軽いか無いかなので焦らないで、ゆったりとした気持ちで養生を実行してください。

 がんになった人は生活面の中で、かならず変えるべき問題点があるので、それを探してください。問題点は自分が当たり前と思っている中にあるので、これと思う事を一つ一つ行ってみれば、何かが見えてくるでしょう。

 養生については、あらためて別のブログでもっと詳しく書く予定です。