本気で、サハラ再び!のイメージが訪れているのでブログ復活。


幼き日に恋した星の王子様への思いはいまだ消えず、ことあるごとに思いをはせる。
「ずっとずっとずっと、王子のこと待ってた」なんて、あたしのもっとも憧れる安藤じゅりあ嬢は言っていて。
彼女が、王子を追ってアイルランドへ旅立ったように、生きたい。

あたしなんか、典型的な日本の女の子で、臆病だし、汚いのは嫌いだし、貧乏も嫌、ちやほやされて、だらんこだらんこするの大好きだし、いつだって迎えを待っている。
でもねでもね。
こないんだもの。
じゅりあみたいに、ずっとずっとずっと王子のこと待ってるのに、こないんだもの。

さあ、どうする?
さあさあ、どうする?

素敵に例えちゃうなら、シンデレラはガラスの靴をおとしてきたのに、王子様が探しに来ません。
もしくは、茨姫は茨の城で眠っているのに、王子様は探しに来ません。
はたまた、白雪姫は毒りんご食べたというのに、王子様が探しに来ません。

おいおい王子達よしっかりしてくれよ、と嘆いていてもはじまりません。
さあ、どうする?


・・・迎えに行くか。


あたしの旅の動機ってほーんとこんな感じ。
だって迎えがこないんだもの。あたしが行ってあげるしかないじゃない。
怖いの嫌い出し、汚いのも嫌いだし、競争も嫌いだし、がつがつするのも苦手だけど。
でも、会いたい。
そうしたら、きっと寂しくなくなるでしょう。
それで王子が「きみに出会えるのを待ってたよ」なんていったら、
じゃー、さっさとおめーが迎えにこいよ、ばーかばーか、と十二国記(これも大人気小説ね)の珠晶みたいにぶんなぐってやるけど、
それでも、きっともう、寂しくなくなるでしょう。
それなら全部許せるし、すべてを捧げる価値がある。
ね。
そんなかんじ。

そういうふうに生きたい。
にゃーんて、ちょっとかっこつけた、いやんいやん。
「人間は気高くあれ」がうちの家訓なんだけど、しゃけしゃけ、気高く気高く。
生きれるでしょうか。

しょんなわけで。
「青年は荒野を目指す」(名作だよ!)かのごとく、
「少女は砂漠を目指す」(あたしが少女かどうかってことには触れないこと!)。
なんで砂漠かってゆーのはまた。


もうすでに、外苑西通りをおもいっきり右折したら、フナ広場の喧噪が目の前にひろがってるんじゃないかとか、
そんな幻想に捕われる2月20日。
某所にて。
タジンたべたーいっ。