「ネタが無いんかい!」と言う突っ込みは置いといて、今度は高血糖対策です。
前回の「低血糖といかに取り組むか」で書きましたが、低血糖になる原因はそのほとんどが、インスリンの打ちすぎです。
反対に、高血糖になる原因のほとんどは、インスリンが足りないからです。
と、書いてしまうと、ここで話しは終わってしまいます。

それ以外にもインスリン抵抗性の問題や、運動によってもインスリン量は驚くほど変わります。
ただ、どんな状態であっても、その状態に応じたインスリン適正量はあるはずです。
私たちに出来るのは、血糖値を極力100に近づける事だと思っています。

そのために私は、

①朝食メニュー固定
②糖質減
③血糖測定を日に6~7回、
④カーボカウントの精度向上


の4つを行っています。
1日3食の中で、PDCAを2回まわします。

朝食時にインスリン効果について傾向を見て----(1回)
昼食・夕食に生かします ------------(2回)


そのための朝食固定(食パン1枚・ハムエッグ・サラダ・コーヒーか紅茶)です。

(1回)
P → インスリン量の見積を行う
D → インスリンを打って食事
C → 昼食前の血糖値をチェックし、今日のインスリン/カーボ比の傾向を考える
A → 今日のインスリン/カーボ比を補正
(2回)
P → 今日のインスリン/カーボ比で、インスリン量の見積を行う(昼・夜)
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何か、今まで単に私の食事を書いてるだけで、高血糖の対策を何も書いてませんね。
これからです。

今までブログで何度も書いていますが、私が基本にしているのが黒田式カーボカウントです。
ひつこいですが。

   ↓


黒田式カーボカウント 基本式
A.主食の糖質量
  食パン    重量(g)×50%(食パン6枚切りだと1枚30g)
  ご飯     重量(g)×40%(軽く1杯だと70g)
  麺類     重量(g)×20%(一玉60g)
  ビール    重量(g)× 3%(これは主食ではないですが)
B.副食の糖質量 一律20g
---------------------------------
食事に含まれる糖質量(g):A+B



この中で、普通の食事だと、ご飯160g位になります(私は80gにしてますが)。
その場合、

A.ご飯     160(g)×40%=64g
B.副食の糖質量 一律20g
---------------------------------
食事に含まれる糖質量(g):A+B=84gになります。



これは、正確でしょうか?
この場合、一番大きい変動要因は何でしょう?

ご飯ですね。なので、ご飯の重さを秤で測ればいいのです。

それだけでカーボカウントの精度が驚くほど上がります。
当たり前ですね、この場合の総糖質量の80%がご飯なのですから。
ご飯は、暖かい場合、冷たい場合で見た目が驚くほど変わります。
見た目でご飯をよそっても結構間違っています(←だまされたと思って測って見て下さい)

カーボカウントの精度を上げれば、高血糖・低血糖、どちらの対策にもなりますね。

結局、前回の「低血糖といかに取り組むか」に書いた内容の補足みたいになってしまいましたが、低血糖も高血糖もカーボカウントの精度を高める点では同じなんですね。

要はいかに簡単・正確に糖質量を見積るにはどうすればいいか考えるだけです。
一番影響の大きい食べ物の糖質量を1つ押さえる・・・主食ですね。
外食の時でも、ファミレスなどはご飯のグラム数が書いてあったりしますが、書いてない時は店の人に聞きましょう。
私はご飯のグラム数が分からない時は、大体店の人に聞く様にしています。

その場合、秤はあまり使いませんが、お守りのつもりで携帯用の物を持ち歩いています。
みなさんも如何ですか?