打ち合わせのコツ2
【手直しをお願いしたい時】
打ち合わせのコツ1
こんにちは、よさこい楽曲制作工房、松下です。
今日は、打ち合わせでどのように伝えると依頼者と作家が共に良い方向で進めるか書いていきたいと思います。
打ち合わせでどのように伝えたら良いか悩んでいるチームさんの参考になれば嬉しく思います。
【チームの方向性】
楽しむことを目的としてその延長線上に賞を獲るのか、賞を獲ることで喜びを感じるか、それとも賞に関係なく踊りを楽しみたいチームか、地域のことをよさこいを通じて発信していく、などチームの方向性を明確にしておく事は大切なことの一つです。
【あまり細かく伝えすぎない】
よくありがちですが、伝えようとするあまり、細かくなりすぎる方も中にはいます。
指示が細部に渡っているようで、実はいいとこどりの組み合わせで組み立てている事が大半です。
そのような内容でそのまま曲を作ってしまうと、統一性の無い楽曲になってしまいます。
それを避けるために何度も打ち合わせを重ねる必要がでてきます。
まず、色々とチーム内で意見がでて多数の要望が上がる事は、チームのエネルギーですので非常に良い事です。
そこから似たような要望は統一、取捨選択していき、全体の要望を見直し必要なものに絞ることが大切です。
【言語化が難しい場合はYoutubeを活用】
Youtubeにはたくさんの楽曲が上がっていますのでイメージに近い楽曲が無いということはほぼありません。
参考楽曲があればイメージから外れることはまずありません。
◯◯というアーティストの△△という楽曲のイメージ、という伝え方は控えた方が無難です。
その理由はたまに、同じアーティストでもバージョン違いの楽曲があったり、極端な話し、原曲がロックで別バージョンでバラードバージョンがあったりすると、上記の伝え方ではバージョン違いをお互いが認識し、ロック調で頼んでいたのに、バラードでできてきた!という事になりかねません。
そのような理由から、YoutubeのURLを貼るほうが確実です。
【その上でどの程度参考にするのか伝える】
参考楽曲は、楽曲の雰囲気を参考にするのか、がっつりと寄せたいのか、メロディーを参考にしてほしい、このような派手は三味線で!など参考楽曲のどの部分を一番取り入れて欲しいのかを伝えてください。
【作家へ想像する可能性をどれだけ残せるか】
あまり細かく伝えすぎない、の項と関連しますが、要望を絞るということはそれを軸に想像していきますので、結果として余地が出来てきます。
その余地こそが、作家が真に本領を発揮する部分です。
プロはその部分が一番長けていますので、良い楽曲を作るコツにつながってきます。
こう書くと、細かく伝える必要が全く無いようですが、実は必要な時があります。
次回は細かく伝える必要があるケースのお話しを書きたいと思います。