Facebookの友人の何人かが、以下のYouTube動画を共有していました。
イスラエルとハマスとの戦争は憎しみが憎しみを呼び、イスラエルの穏健派と言われる人たちすら、ハマスの行為を許せなくなっていると言います。
イスラエルとパレスチナとの戦争は勃発しては停戦、勃発しては停戦を繰り返しており、戦争が永遠に終わることがありません。
そもそもどうして戦争が止まらないのでしょうか?
これは私のリテラシーもありますが、そもそもは西洋の二元論にあると思います。
必ず表と裏、正と悪、⚪︎と×、自分と相手と言った具合です。
そして、自分と相手を分けた瞬間に、自分と相手は分離断絶固定してしまい、自分とは関係ないように錯覚してしまう。そして、その錯覚が正しいと思い込んでしまうのです。
そこから相手を理解できず、自分も相手から理解されず、孤独孤立を感じるようになり、相手が自分の思い通りにならず、自分も相手の思い通りにならず、主導権争いをして、結果戦争になっていくとわたしは踏んでいます。
では、どうするのか?
紹介した動画の中で、イスラエル人からのメッセージはあります。
要約すると・・・
イスラエルとパレスチナやハマスの戦争は報復が報復を呼び、憎しみが憎しみを呼んでいる。私は報復の連鎖を止めたいから、パレスチナやハマスに報復はしない。
私は日本人だから取材を受けようと思った。なぜなら、以前日本はアメリカと戦争して対立していたけど、戦後、憎しみ合うどころか、価値観を共有して、今は互いに友好国になっている。
そんな日本には、この戦争の連鎖、憎しみの連鎖、報復の連鎖を止めるにはどうしたらよいか?知恵を借りたいし、助けたい。
いかがですか?このイスラエルの男性がなぜ日本にこれほど助けを求めているか分かりますか?
日本もかつて太平洋戦争で、アメリカから焼夷弾を雨のように落とされ、挙句広島と長崎に原爆を落とされました。
これがイスラエルやパレスチナで起きたら、報復の連鎖でとんでもないことが起きていたかもしれませんが、日本はこの最悪の事態を受けて、戦争をやめました。
しかも、あの時730万人もの兵がいたにもかかわらず、軍を手放し、領土を全て手放し、天皇の人間宣言を受け入れて、戦争犯罪国家のレッテルを貼られて、言葉にできない苦しみや悲しみの中、そんな焼夷弾や原爆を落とされたアメリカを受け入れて、今はアメリカと友好国になっています。
それはある意味、肉親を殺された相手と結婚するようなものです。
朝鮮戦争は停戦しているだけで、終戦しているわけではなく、他の戦争も明確に終戦しているわけではない。それだけ戦争を終わりにさせることは難しいのです。
それを日本はしっかり終戦させて、アメリカなどの欧米諸国やアジア諸国と友好関係を結んでいる。
太平洋戦争を敗戦と捉えている人が大半と思いますが、長い目で見た時に、太平洋戦争が敗戦だったのか?疑ってみる必要があると思いませんか?仮に敗戦だったにしても、その中身が何だったのか?を再検証する必要はあるのではないかと私は思います。
太平洋戦争後、日本は一度は経済大国になりました。日本がどういう国なのか?日本人とはどんな人間なのか?を明確にした上で、世界に平和や教育を発信することが大切と私は見ています。
最後に戦争の根本原因が何なのか?を語っている韓国人である令和哲学者ノジェスさんがいます。
彼は戦争が起こる原因は観点の問題に気づいていないことと言っています。
そのことを書いたコラムをシェアします。
また日本文明について書いたコラムも紹介します。