戦争が生んだ子供たち | 大自由の翼のブログ

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とある方からの進言で、以下の動画を見ました。


見ていて、涙なしでは見られませんでした。


太平洋戦争後にアメリカ🇺🇸が日本を植民地化して、アメリカ兵と日本女性との間に生まれた子供たちが、日本でもアメリカでも差別を受けてきた話でした。


アメリカ兵が日本から去った後に、日本に取り残された日本人妻と子供たちが困窮を極めて、孤児院に送られる話がありました。

その孤児院は日本社会から差別を受けて、小学校から入学を断られることがあったり、学校に入学しても肌の色や体つきの違いで差別されます。

また、混血児の子供たちが、大人たちに突然連れて行かれて、ツバを吐きかけられて、泣いて帰ってきた子供達を見て、母親が余計に泣いてしまうというのを聞いて、子供たちに余計に深い傷を与えてしまうと感じました。


そして、孤児院の子供たちの一部は、養子縁組でアメリカに渡りますが、英語を話せないために、ジャップと蔑まされ、謂れのない差別を受けた上に、養父母から虐待を受けた話は居た堪れない感じがしました。


孤児院にいる子供達は、ある人は暴力団員になり、ある人は麻薬に手を出し、ある人は自殺をしてしまったり。戦後という時代に翻弄された子供たちがいたことを見せつけられてショックを受けました。


そして、そのような差別を受けた子供達が成長して大人になり、そこで生まれた子供たちもまた謂れのない差別を受けているというのがまた衝撃でした。


そんな中でも力強く生きてきた彼らは尊敬に値する一方で、彼らの中で自分が何者であるのか?が未だによく分からないんだという話が衝撃でした。

また生き別れた母親が元気にアメリカで暮らしていたことが分かった一方、妹が養子縁組でアメリカに渡ったのを最後に消息がわからないという話に喜びと切なさを感じました。


今、自分も人間の尊厳がいかに大切なのか?を痛切に感じていますが、戦後77年が経過した今でも、太平洋戦争後の爪痕が残っているのだなとしみじみ感じました。


そして、日本ではリアルな戦争は無くなりましたが、家族の絆やコミュニティが弱くなり、子供の虐待、夫婦間のDV、パワハラ、セクハラ、マタハラ、モラハラが後を断ちません。


戦争が起こる背景も、国と国とのエゴのぶつかり合いから始まるように、差別偏見、子供の虐待、夫婦間のDV、パワハラ、セクハラ、マタハラ、モラハラも、結局エゴとエゴのぶつかり合いや一方の強烈なエゴが問題を生み出していると思いました。

どんな環境状況に置かれても相手を思いやる気持ちは忘れたくないなと感じました。

また、私たちは、多かれ少なかれ相手を色眼鏡で見てしまう癖があります。その色眼鏡で見てしまう癖が人類共通の癖であること、そして、その癖をなくしたところから、自分や相手を観察する技術を学ぶことだなと感じました。