プライドとは?覚悟とは? | 大自由の翼のブログ

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昨日ブログにあげた昭和天皇の玉音放送内容に感化されたのか?今日は戦争に関する映画一本とパートナーが録画してくれたTVドラマ一本を見てしまいました。




この二つのドラマを見ていて、非常に複雑な思いがしましたが、いくつか感じたことを書きます。


1. 日本で一番長い日

・日本は戦争に負けたという意識はあまりない。むしろ軍部は戦争を継続する気がかなり強かったが、民間人への犠牲や原爆二つを落とされて、これ以上の犠牲を出さないようにするために戦争をやめたという感じ。戦争継続を目指す血気盛んな将校たちがいる中、自分たちの決断に責任を持つ覚悟を感じました。

・主役の阿南陸軍大臣は、軍人の誇りを傷つけないように配慮しないことを第一としていた。血気盛んな将校たちを統制するために自分の命を捨ててまで責任を背負う覚悟はすごい世界だなと感じました。(こんなことを現代でやることを推奨するつもりは毛頭ありません。)

・あの頃の日本は世界情勢を知っているのがほんの一握りの人たちであり、それをキャッチできる政府や軍部も現実を見ようとはしていなかったのかなと感じました。情報を大切にしていなかった感じがしました。それが多くの犠牲が出た結果なのかなと感じました。日本精神は素晴らしいけど、使い所を間違えた感じがしました。

・日本の後世のためのポツダム宣言の受諾は、日本の平和精神の観点からすれば成功だったと言えるかなと思いました。


2. 倫敦の山本五十六

・山本五十六の思いと海軍省の思惑が全く一致していなかった中で、山本五十六の努力は凄まじい感じがしました。と同時に日本の世論とも考えが違うことは苦しかったと思います。

・山本五十六が自分の子供に「大きな視野を持って決断できる人間になりなさい」という言葉は、現代人も見習うことかなと感じました。


今回見たことを通して、誇りとは何か?覚悟とは何か?ということを考えさせられました。


大切なのは何に対してプライドを持つのか?何に対して覚悟を持つのか?ということかなと。


プライドを持ってもそれが自己中心的なものや民族主義的な観点から出発すれば戦いが起きると思います。その意味で、人間とは何なのか?の明確な定義が必要かなと。そしてその人間に対する定義をベースに日本とは?日本人とは?を明確にすることが大切かなと感じました。


また、やはり日本は戦争をする民族ではなく、平和精神を持っていると思います。

令和という年号は、平和を願っている人類にピッタリだと思います。


終戦記念日を前にいいドラマを見られたと感じます。