こんばんは
『ユーカリ手帖』のブログにご訪問
ありがとうございます

クライアントさんから
作業を進める上で必要な「指示書」というものを
いただくことがあります

たとえば
漢数字にするかアラビア数字にするか
という数字表記のルールや
ひらがなにするか漢字にするかという
ひらくとじるのルールといった
細かい指示から

不快表現や
「一番!」「最高!」という
根拠のない表現についてのルールなど
内容はクライアントさんによって様々です

この指示書をどれだけ理解するかで
再修正や齟齬を防げるかが
決まってくると言ってもいいくらい
大切なもの

クライアントさんとのコミュニケーションツールとも言えます



なかには細かすぎて
ワーカーがついていけないという
現実もあります笑

つい先日も
指示書をいただいて読み込んだ上で
作業していたつもりが
小さな勘違いがあることが判明無気力

ひょんなことから気付いたので
幸運ではありましたが
もう一度指示書を読み返してみると
確かに書いてある驚き

言葉を言葉のまま素直に受け取っていたら
きっとこうはならなかったと思うけど

はじめてのパターンの指示内容だったので
それを自分の経験の中で
こうするのが通例だろうと
勝手に解釈してしまったようです

提出前に気付いて本当によかった驚き

人は耳を傾けて「聴く」ことよりも
相手が話している言葉を
勝手な解釈をせず
言葉のまま「聞く」ことの方が
はるかに難しいそうです
たとえば
愚痴を聞いてほしいと頼まれても
聞き手が仕事などで疲れていたりすると
話を聞くことは難しくなるし

イライラしていると
「それってこういうことでしょ?」などと
話し手の意図と違う解釈をしてしまい
その瞬間
話し手の言葉は行き場を失います

言葉をそのままの意味で受け取るには
聞き手の心に相手の話を聞くための
スペースを作ることが必要です

相手の話を聞く心のスペースをどう作るか
それは
話を「聞く」前に
自分の話を誰かに
「聞いてもらうこと」



自分の話を聞いてもらうことで

心にあった重荷は軽くなり
スペースがうまれる

すると
身近な誰かの話も耳に入れることができ
「聞く」が成立する

そうやって「聞く」と「聞いてもらう」が
循環し始めると
著書には書かれていました

聞くだけでも聞いてもらうだけでも
成り立たないんです

今回の指示書の勘違いも
はじめての内容に戸惑いを感じたことで
心の余裕をなくしたから起きたんだと思います

あらためて
相手の話を丁寧に聞くこと
そしてなにか戸惑いや不安があったら
自分の話を身近な人に聞いてもらい
心のスペースを作ることの大切さを
実感しました

もし立場的に
話を聞いてばかりで
心が疲れているのなら
誰かに話して
ただ聞いてもらう時間を作るだけでも
いいと思います

きっと心が癒されますよ