こんばんは

『ユーカリ手帖』のブログにご訪問
ありがとうございます

最近
「作文研究室」
というところに通っています

研究室と聞くと
難しそうな印象かもしれませんが
全くそんな雰囲気はなく
子どもから大人まで通える教室です

大人向け教室では
試考力講座と文章術講座の二つがあり
わたしはこの二つに通い始めました

試考力講座では
「考えを試す」とあるように
短い文章を読みそこから考察をはじめ
参加者の皆さんと
あれこれディスカッション

いつもと違った視点で考えることにも
チャレンジして
最後に自分の思いを書いていきます

文章術講座では
教室の中で好きな場所やモノを選んで
その様子が見えるよう表現する
練習をしました

どちらもまだ始めたばかりですが
とても楽しいです



教室は
駅前通りから一本脇に入った
道沿いにあります

近くのパーキングに車を止め
そこから教室があるビルまでは
ゆっくり歩いて1分ほどです

車から降りて荷物を持ち
パーキングを背に歩き出すと
辺りは飲食店など
小さなお店が隙間なく並んでいるのが
目に入ります

オープンしたばかりの
美容室のガラス戸に
足早に通り過ぎる自分の姿が映ったので
少し身なりを整えてひと呼吸

はじめはぼんやり見えていた看板が
次第にはっきりと見える距離になるにつれ

今日はどんな課題かなぁ
うまく喋れるかなぁ
と私のドキドキも加速

パーキングから見たときは
遠くに感じた教室も
あっという間に目の前です

ビルのエントランスに着き
教室に続く階段を見上げると
先生の元気な話し声が
上から聞こえてきました

今日は私ひとりだけだと思っていたけど
誰かいるんだ〜と
またひとつ別の緊張が

でももしかしたら
業者さんと話してるだけかも
などあれこれ考えながら
一段、また一段と階段をのぼります

のぼりきった左手に教室があり
始まるまでドアはいつもオープンです

そのまま教室に入ろうかと思ったけど
緊張のせいか
お手洗いに行きたい気がする、、、

お手洗いはビルの共同で教室内にはなく
階段をのぼりきった正面にあり
そこへ行くには
左手にある教室の前を
一度通り過ぎる必要があります

全開になったドアを前に
先生の声が聞こえているのに
素通りしてこのまま行っていいのかな

教室を通り過ぎる姿って先生の席から
絶対見えるよね?
一度顔を出してから行くべきかな

気の小さい私は
こんなふうにしょうもないことを
ぐるぐる考えてしまうのです

でも
素直に生理現象に従ったほうがいいと
判断し
結局教室を素通りして
お手洗いへ

用を済ませ手を洗い
そこでもまた身なりを整え
ひと呼吸

自分に素直に従ったことが
ほんの少しの自信を与えてくれたようで

教室に足を踏み入れたときは
思っていたよりも大きな声で
挨拶をしている自分がいました

パーキングから教室に到着するまでの
この数分は
気持ちのスイッチを切り替えるのに
ちょうどいい時間です

たった数分でも案外いろいろなことを
考え感じているんですね

次歩くときは何を感じるか
楽しみにしながら
これからも通いたいと思います