こんばんは

『ユーカリ手帖』のブログにご訪問
ありがとうございます

先日
着物の出張買い取りをお願いしました

祖母が遺した着物や
母が嫁入り道具として持ってきた着物

着ることもほとんどなく
箪笥の中で眠っていた着物たち

手放すのももったいない
そのままにするのももったいない

気持ちの準備が整わず
断捨離をすすめるなかでも
着物にはなかなか手が伸びず
結局そのままになっていました

でも
そろそろね
やらないとね
決めないとね

気持ちの区切りをつけるためにも
重い腰を上げて
出張買い取りを依頼

実際の鑑定では
こちらの話を聞きながら
一枚一枚丁寧に進めてくださいました

決して押し付けることなどはせず
依頼主の気持ちに寄り添いながら
鑑定を進めていく様子に

これってお別れの儀式をしているんだなと
ふと感じる瞬間がありました



手放す前にこうして
目に触れ気持ちを話すことで
記憶と心を整理する

もちろん思いが深いからといって
金額が変わることはありません笑

それでもいろいろと話しているうちに

着物の価値を査定してもらうというよりも
次の持ち主を探す準備をしているような気持ちになり
感謝の気持ちとともに
さようならができたと思います

この日いらした査定人の
やさしいお人柄のおかげもあったかもしれません

最後に
「大切に使わせていただきます」
という言葉を聞いて
これでやっと
次の持ち主のもとに旅立つのだなと思い
とてもホッとしました

祖母が大事にしていたものを手放す罪悪感が
サーっと洗い流されたような気がして
心がふわっと軽くなったのをおぼえています
おかげさまで気持ちよく
送り出すことができました



次の持ち主のもとに旅立った着物
新しい居場所で活躍してくれるといいな

こう思うのは
私たちの気持ちが
すでに前を向いているからですね

そしてこれを機に
着物についてお勉強することにしました

今回着物を数点残したので
せっかくだから着てみようかなと思います

何かを手放すと
新しいものが入るとは本当ですね

こんなベストタイミングで巡ってくるとは
思っていませんでした



まずは着物を知ることからはじめます

とっても楽しみです

弘子さん

よろしくお願いいたします♡


ずっと重荷に感じていたものが

こうしてまた日の目を見ることになって

祖母も喜んでいるかな飛び出すハート



どんなモノであっても
それが輝く場所があるはず

てもとに納まらないモノがあるのなら
それを必要としている人のもとへ
旅立たせてあげる

そうやって

自分の役目を果たすことで

気持ちの整理ができるのだな

あらためて思いました