こんばんは

『ユーカリ手帖』のブログにご訪問
ありがとうございます

先日
伊勢型紙の型彫り体験に
参加してきました



講師は龍体文字でお世話になった
大坪與七郎先生

こちらのサイトから申し込みました



伊勢型紙とは

暖簾や着物などの生地に

柄を出すときに使うもの


生地の上に型紙を重ね

染め抜いて図柄を出します


今回の体験では

和紙を3枚重ね柿渋で染めた

「形地紙」に

好きな図柄をデザインナイフで彫り


金泥や銀泥で麻布に

染め抜いていく体験です


形地紙がこちら↓

和紙が3枚重なってできています



デザインナイフ↓



刃先がとても薄い!



伊勢型紙は以前テレビで見たことがありましたが

すっっっごい細かい柄を延々と彫り出す

作業で

気が遠くなるくらい精緻な図柄を

作られていました


大坪先生もおっしゃっていましたが

伊勢型紙の職人はどんどん減っていて

現在は日本に3名しかいないそうです


大坪先生の暖簾屋では

今も全て手作業で作られているとのこと


機械で作ると1日に何枚もできるものが

手作業だと1枚作るのに4日かかるそうです驚き


この日は

自分でデザインした柄を

自由に彫ってもいいのですが

当然そんなことできるはずもないので笑


先生がこの体験のために用意された

図柄から選びました



私が選んだのは

「宝舟」↓



先生の見本はこちら↓



文字は手書きで書いていきます


習字は習ったことないのに文字多めで大丈夫?笑


先生もほかの参加者の方からも

「これ選ぶんだから習字得意なのかと思った笑」って爆笑


でもやっぱり文字が好きなので

迷わずこちらを選びました飛び出すハート


シンプルな図柄ですが

曲線が続くため

なめらかになるようカットするのが

難しかった!



切り抜いたものも飾ったら

かわいいかも飛び出すハート



染めるのは先生がニコニコ



まずは宝舟が完成

珠の部分は金泥で

あとは銀泥で染めています



さらに私の誕生日から

バースデームーンを調べてくださり

そちらも入れてくださいましたニコニコ



そして神様の名前も書き入れ完成



神様の名前を書くときが

一番緊張しました〜


技術はなくても笑

気持ちは込められていますニコニコ

布の色は

写真によって藍色にも見えるけど

紫色です


最後に先生が宝舟の回文を銅色で

書いてくださいました



宝舟の回文とは

永き世の遠の眠りのみな目ざめ

波乗り舟の音の良きかな


(なかきよのとおのねふりのみなめさめ

なみのりふねのおとのよきかな)


上から読んでも下から読んでも

同じ回文となっています


これを3回唱えてから

宝舟の絵を枕の下に入れて眠ると

良い初夢が見られるそうです


来年やってみようかな〜にっこり


伊勢型紙を彫る職人さんが減っていくなか

こういう貴重な体験ができてよかったです


日本には素晴らしい技術が

たくさんあることをあらためて知れた時間でした


龍体文字に続きこちらの作品も

額装しようと思っていたけど

額に閉じ込めないほうがいいように感じたので


どちらもそのまま飾ることにしました


毎週のように続いた

大人の課外授業

これでいったんお休みですw


いつになくとても動いた期間でした

いつもこんなに

アクティブではありません爆笑

おうち大好きw


薫さん大阪セミナー、神音社さん、ねねさんとの京都、龍体文字、仏具バングル、伊勢型紙


これらの予定を決めたのは

昨年末や今年のはじめ頃


実は

「わたし本当に行けるかな…」

という不安がありました


2年前の夏に体調を崩してから

外出することに自信がなくなり

はじめて行く場所やひとりで行くのは

避ける日々

行きたいところや会いたい人がいても

不安が先に立ち全く動けませんでした


でも毎日神棚にお参りしたり

近くの神社で手を合わせたり

家族にお願いしてちょっと遠出に

付きあってもらったりするうちに


「もしかしたら私にもできるかも」

という気持ちに

少しずつ変化しはじめたんです


そういう気持ちの変化と合わせるかのように

会いたい人と会えるタイミングが巡ってきたり

やりたいことが見つかったり


そこでエイッと勇気を出したことで

苦手意識が楽しい経験に

上書きされていきました


この経験は自信につながります

自信というのは「なんでもやれる」という

自信ではなく


休むときと動くときの

両方があることを知ることで

これから先

体調の波や運気の波に

のまれそうになっても

あわてず対応できるという

自分への信頼のこと


良い方もそうじゃない方も
どちらの波も経験できてよかったです

人には必ず

動きたくなるタイミングがやってくる

そう思います

そのタイミングがみんな違うだけですね


インプットがずっと続いたこの春


人との出会いや巡ってきたチャンスに

感謝するともに

しばらくは静かに内観する時間を

もちたいと思います飛び出すハート