こんばんは

『ユーカリ手帖』のブログにご訪問ありがとうございます

先日
「尾張仏具」といわれる伝統工芸品を
一家で手作りされている工房で
バングル作りに参加してまいりました

大須にあるノヨリさん
こちらの仏具屋さんでは
錺(かざり)金具といわれる
装飾金具を作っています

錺(かざり)金具は
仏具、神具、祭礼具に使われており
お寺や御神輿の山車などで
見たことがある人も多いはず

実際の錺(かざり)金具がこちら↓

写真はサイトからお借りしました


なかでもノヨリさんが作られている
「尾張仏具」の錺(かざり)金具は
この地域で長年作られている伝統工芸品

地元の寺院だけではなく
全国の寺院の文化財にも
使用され

名古屋城本丸御殿でも
ノヨリさんの錺(かざり)金具が
見られるそうです

実物を見せていただきましたが
細かい彫金が施されており
どの角度から見ても美しく

これを手作業でやられているのかと思うと
気の遠くなるような作業です

現在は錺(かざり)金具の技術者も減っているそうで
一家でこのように手作業して
作っているのは珍しいとのこと

機械化も進む中
この錺(かざり)金具の技術を持つ職人さんから
直接教えてもらいながら作るバングル

一枚の真鍮に
さまざまな形の鑽(たがね)を打ち込み
模様をつけていきます


まだ模様をつけていない状態↓



模様をつけるための鑽(たがね)はこちら↓




金槌を使って鑽(たがね)打ち込みます



まずは銅板に打ち込む練習↓



桜の花も一度に打ち込むのではなく

鑽(たがね)が花びら一枚一枚に分かれているので

配置に気をつけながら

打ち込んでいきます


トンボや雪だるまもパーツ毎に鑽(たがね)があり

一つひとつが小さいので

どうしても上の写真のようにズレてしまう…


でも作業じたいはとても楽しくて

気がつくと夢中で打ち込んでいました


少しずつ慣れてきたところでいざ本番


構図などを考えながら

打ち込み終わったのがこちら↓



あとは職人さんに磨いていただき

バングルの形に曲げて完成です↓







世界でたった一つのバングル


愛着が湧きますね〜



青海波に千鳥

ききょう


打ち込み方は荒いけど笑

磨いてもらったら素敵なバングルに仕上がりました♪



早速つけて帰りましたよニコニコ


バングルの幅は1.5センチ

次は倍の幅のものに

挑戦してみようと思います


日本の伝統文化は素晴らしいと思います

どうかこの技術が

後世まで残りますように