C型肝炎インターフェロン治療と睡眠障害 | 不眠がどうした!

C型肝炎インターフェロン治療と睡眠障害

もっとも不眠状態が悪化したのは、C型肝炎のインターフェロン治療をしているときでした。


インターフェロン・リバビリン併用療法。

数年前のことになります。



インターフェロン・リバビリン併用療法には副作用はいろいろとあります。

食欲が減退する

髪が抜ける

睡眠障害…


私の場合、食欲減退・不眠が出ました。


食欲減退のほうは、まったく食べられないというほどひどいものではなく、ダイエットにちょうどいいや、というお気楽モードで体重を10kgほど落としつつ乗り切りましたが、睡眠障害のほうには参りました。



もともと睡眠が苦手。

仕事のことでいつも頭がいっぱい。

就寝時間が不規則で、毎日が単調ではなく、喜びやトラブルなどさまざまな出来事がドラマチックに日替わり、という生活です。


不眠が一気にひどくなり、これはちょっとやばいかも…、と思い始めたのは、インターフェロン・リバビリン併用療法を始めて3~4ヶ月ほど経ったころ。

もちろん、インターフェロン・リバビリン併用療法を始めた最初は、突然の副作用のダメージが出たのですが、それが収まって平衡状態になり、これならたいした副作用なしでいけるかな~と思い始めたころでした。


今まで、自分は不眠症かも、と思っていたことがまったくバカバカしくなりました。

今までのは不眠でもなんでもなく、単に眠るのが苦手だっただけだということに気がつきました。

かつて、眠るのが怖い、このまま眠ると朝には死んでしまっているんではないか、と悩んだこともありましたが、それは極度の精神的な疲れによるストレスであって、「不眠症」ではなかったのだということに。


つまり、眠れないという状態は同じなのですが、

ストレスを解消したり、

運動をしたり、

規則正しい生活に変えてみたり、

食べるものを工夫したり、

マッサージをしてみたり、

ツボを押してみたり、

本を読んでみたり、

音楽を聴いてみたり

して改善できる類の「不眠症」ではなかったのです。


頼れるのは睡眠改善薬だけ。(あまり頼りになりませんでしたが)



さすがに、こたえました。



疲れが溜まる一方。

昼間は普通に仕事にレジャーに…でも心は辛い、という日々でした。

不眠が高じて、ウツになるかも、と心配でした。

不眠はウツの引き金になる、ということらしいですから。


治療が終われば、元の軽い睡眠障害レベルに戻る、ということを信じて治療は続けるしかありません。







今、こうしてたまに不眠ブログを更新したりしていますが、あのころのことを考えると、昨日の夜、なかなか寝付けなかったとか朝まで起きていたからといって、たいしたことじゃないな~~と思ってしまいます。



ちなみに、インターフェロン・リバビリン併用療法を終えてから、2、3ヶ月かけて、あの悪夢のような不眠は徐々に治まっていきました。