【保護者及び塾講師の皆さんへ】
中2の時にオール3で偏差値50の生徒が都立西高校に入るお話をしたいと思います。

東京都で公立高校御三家と言えば
日比谷
西
国立

オール3の生徒が受かるどころか受けようとしないでしょう。

これが通説です。

でも、教室長だった頃の僕は学校の成績で進路相談していませんでした。

では、何で決めていたかというと
2つ。

今回は1つ目を書こうと思います。

それは親の考え方と導き方です。

まずは考え方。

それは子供がやってみたいという時に
「あんなには無理」
と初めから否定で入るのか
「頑張ってみたら、やったらできるよ!」
と肯定してあげるのかです。

その生徒は
学校の成績はオール3でしたが、
中2の時に都立西の文化祭に行って
「どうしても行きたい」となりました。

そして、親に「行きたい」と言いました。

親からすればオール3なので、普通は無理だと思って、
「あんなには無理よ」と言ってしまうのです。

子供は親から否定されるとその場で諦めてしまいます。

しかし、「そうかじゃあ頑張ってみよう!」
と肯定してあげると子供は可能性を信じて頑張れます。

次に導き方です。

親はもちろん受験を経験しているのでどうしたら受かるのかを知っています。

学校の成績をオール5近くにして偏差値を75くらいまで上げること。

ですので、それを子供にすぐに答えを伝えてしまいます。

それではオール3の子が都立西レベルにはなりません。

では、どういう導き方をすればいいのか。

それはすぐに答えを教えないことです。

もし
「都立西に行きたい」と言われたら、すぐに答えを言わず

「どうしたら行けると思う?」と聞き返します。

場合によっては1週間くらい考えさせてもいいくらいです。

その後自分から「学校成績と偏差値をあげる」と言わせるのです。

そうすると、子供は自分で言ったことなのでやらざるを得なくなり結果ゴールに近づくのです。


その生徒はオール3からオール4とオール5の半々まで学校の成績を上げ、50だった偏差値を75まで上げて特別選考(通称1割)枠で受かりました。