「それテストに出るんですか?」が成績アップを妨げる~教わったことを覚えようとしない態度の問題点~ | 江東区の家庭教師&ライターのみみずく~半蔵門線・大江戸線沿線及びオンラインで指導中~

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先日、ある中学生のテスト対策をしていたときのこと。


僕は、生徒に次のように言いました。


「短歌は定型詩だよ。

『定型詩』って言葉を覚えてね」


これに対して生徒が言ったのは、


「『定型詩』は習ってません。

それテストに出るんですか?」


生徒のこの言葉を聞いて、

僕が激怒したのは言うまでもありませんプンプン


生徒の言葉を翻訳すると次の通りです。


「僕は『定型詩』を習っていないから、

きっとテストにも出ないと思います。

テストに出ないなら覚えたくありません」


つまり、生徒は「テストに出ない」と勝手に決めつけて、

「定型詩」というたった一語を覚えたくないと主張しているのですひらめき電球


しかし、生徒が「習っていない」と主張する事柄について、

次の可能性があることを考えなければなりません注意


1.習っていないのではなく、

  生徒が聞いていなかっただけ。

2.その生徒のクラスを担当する国語教師は教えなかったが、

  他のクラス担当の国語教師はきちんと授業で教えた。


いずれの場合も、「定型詩」という言葉が

定期試験に出題される可能性があります。


特に、2は注意すべきですね。


最近の学校では、一学年の一科目を

複数の先生が分担することが多いようです。


先生たちは授業内容について相談しないため、

クラスによって授業内容がまちまちになることもありますむっ


クラスごとの平均点の差は、

案外こういうところに原因がある場合も……叫び


それはさておき件の生徒です。


彼は、僕の指導をずっと受けているため、

じわじわと成績を伸ばしているところです。

が、なかなか80点や90点には手が届きません。


その原因は、冒頭の彼のセリフから明らかですひらめき電球


学校で習っていないことを

塾や家庭教師から教わった生徒の反応は

次の2パターンに分かれます。


1.「覚えることが増えた」と嘆く

2.「学校で習っていないことを教わった!ラッキー!」と喜ぶ


成績がアップしやすいのは当然2です。


1のタイプの生徒たちは、

知識が増えることを喜ばず、

覚えることを何とか減らそうと必死です。


数十ページを覚えろと言われたのならまだしも、

たった数単語すら「覚えたくない!」と駄々をこねます。


しかし、その「覚えたくない!」部分こそ、

実際の試験では出題されることが多いんですひらめき電球


せっかく教わったことを

「覚えなくていい」と自分勝手に判断すると

それが試験本番で足を引っ張るわけですガーン


「それテストに出るんですか?」が成績アップを妨げる!!


このことを理解している生徒だけが

80点や90点の高みを目指していけるのです!