蓬莱の玉の枝(『竹取物語』より)~中学生の定期テスト対策プリント(古文)~ | 江東区の家庭教師&ライターのみみずく~半蔵門線・大江戸線沿線及びオンラインで指導中~

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今回のテスト対策プリントは

『竹取物語』「蓬莱の玉の枝」です。



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次の古文を読んで、後の問に答えなさい。

 

今は昔、竹取の翁といふものありけり。野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり。名をば、さかきのみやつことなむいひける

その竹の中に、もと光る竹なむ一筋ありける。あやしがりて、寄りて見るに、筒の中光りたり。それを見れば、三寸ばかりなる人、いとうつくしうてゐたり

 

これやわが求むる山ならむと思ひて、さすがに恐ろしくおぼえて、山のめぐりをさしめぐらして、二、三日ばかり、見歩くに、天人のよそほひしたる女、山の中より出で来て、銀の金鋺を持ちて、水をくみ歩く。これを見て、船より下りて、「この山の名を何とか申す。」と問ふ。女、答へていはく、「これは蓬莱の山なり。」と答ふ。これを聞くに、うれしきことかぎりなし。

 

その山、見るに、さらに登るべきやうなし。その山のそばひらをめぐれば、世の中になき花の木ども立てり。金・銀・瑠璃色の水、山より流れいでたり。それには、色々の玉の橋渡せり。そのあたりに、照り輝く木ども立てり。

その中に、この取りて持てまうで来たりしは、 いとわろかりしかどものたまひしに違はましかばと、この花を折りてまうで来たるなり。

 

御文、不死の薬の壺ならべて、火をつけて燃やすべきよし仰せたまふ

そのよしうけたまはりて、士どもあまた具して山へ登りけるよりなむ、その山を「ふじの山」とは名づけける。

その煙、いまだ雲の中へたち昇るとぞ、言ひ伝へたる。

 

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