生徒を意図的に混乱させる~「定期試験では高得点だけど模試では点数を取れない」からの脱却を目指して | 江東区の家庭教師&ライターのみみずく~半蔵門線・大江戸線沿線及びオンラインで指導中~

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たとえば、僕が英語を指導する場合、
「三単現のs」の指導時に次のような質問をします。

「本文の "He plays tennis." を
疑問文と否定文に直してみて」


まあ、ここまでなら普通の指導ですね。
ただ、僕の場合、更にその次があります。

「おっ、
三単現のsはできるようになったねぇ。
じゃあさ、
"She is an English teacher." を
疑問文と否定文に直してみてよ」


生徒が「三単現にs」を上手くやり過ごした直後に、
わざわざ「be動詞」の復習を持ってくるのが僕です(笑)

当然の如く、生徒は混乱しますショック!

「Does she ……あれ?」

僕の指導では、
こうした混乱状況を意図的に作るようにしています。

一般的な指導テクニックとして、
生徒を混乱させるのはNGとされます注意

一回の指導で扱うテーマは一つに絞って
生徒が理解しやすい形で知識を提供するのが、
「分かりやすくて良い授業」とされることが多いです。

そんなことは百も承知の上で、
僕は生徒を混乱させます得意げ

何故か?

それは、生徒に応用力を付けさせるためですひらめき電球

「三単現のs」いう見出しのページに
「"Mike studies English." を疑問文にしなさい」
という問題があったとします本

この問題に対して、
大抵の生徒は "Does Mike study English?" と答えますクラッカー

が、この生徒が正解したのは何故なのでしょう?
「三単現のs」を理解していたからでしょうか?

それは違います!!

ほとんどの生徒は「三単現のs」という見出しが目に入ったから、
機械的に「ここは "Does" を使うんだろう」と思っただけですにひひ

こういう生徒が実際の試験に臨むと、
見出しが一切ついていない問題の前で混乱し
"Is Mike studies English?" などと書き始めるんですね~叫び

単元別の指導や問題演習は、
生徒がその単元を習い始めた当初は有効です。
しかし、そればかりを繰り返してきた生徒の多くは、
単元の枠が外れた時点でどうにもならなくなりますドクロ

彼ら・彼女らに待ち受けているのは、
試験本番での大混乱です叫び

そうした悲劇を避けるために、
僕は生徒を事前に混乱させておくのです。

普段の演習の中で混乱しつつも
その都度知識の整理を重ねてきた生徒は、
どんな問題にも対応できる応用力を習得しますグッド!

彼ら・彼女らは、試験本番でも、
落ち着いて正解を選ぶことができるのです合格

混乱を嫌がったり不安に思ったりする生徒は多いです。
彼ら・彼女らの気持ちを挫かないように、
「分かりやすくて良い授業」が求められるのも当然です。

しかし、混乱から目を背け続けることは、
結果として生徒の可能性を潰すことになりかねませんむっ

「定期試験では高得点だけど模試では点数を取れない」

こういうことを言う生徒が結構いますが、
これこそ混乱から目を背けてきた結果なのです。

僕の指導では、
生徒を意図的に混乱させることを通して、
「定期試験では高得点だけど模試では点数を取れない」
からの脱却を目指しています得意げ