「教えない」指導を意図的に行っています
「教えない」といっても、
生徒にとって初見の分野については
しっかり丁寧に教えています
ノートも取らせるようにしています
(ノート作成についてはこちらを参照→過去記事 )
が、その後、
同じ分野について生徒から質問を受けても、
僕は次のように言って突き放しています
「一度説明したことを、
二度も三度も説明する気はない!
ノートを見ながら、自分で何とかしなさい!!」
生徒の中には、やたらと質問してくる子がいます。
「先生、●●ってこれでいいんですか?」
「先生、●●はどうすればいいんですか?」
●●が既習分野なら、
生徒の質問には基本的に応えません。
「ノートを見直しなさい!」と言って終わりです
家庭教師を依頼してくるご家庭の生徒は、
「自分で問題を解決しよう!」
という気持ちが足りない場合がほとんどです。
そういう生徒に何でもかんでも丁寧に教えると、
彼・彼女の依存心を強めてしまうだけです
だからこそ、「教えない」指導が必要になります。
実際にノートを見直した生徒が、
「●●がどこにも書いてない~」
と文句を言うケースがあります。
この場合、次の2パターンがあります。
1.本当に●●がノートに書いていない場合
2.生徒が●●の記述を見落としている場合
1の場合は、不足している情報を
ノートに書き足す作業を行います
特に、生徒が質問してきた箇所は、
彼・彼女にとって弱点でもあります
それは、前学年での既習分野だったり、
常識的な知識であったり、計算の方法だったり……
そうした弱点をノートにしっかり書き込んでおくのです!
このように情報を補っていくことで、
生徒のノートはどんどん充実していきます。
このノートは、教科書や参考書よりも役に立つ、
生徒のオリジナルテキストとなります
一方、生徒が文句を言ってくる場合、
僕の方でノートを確認すると大抵は2です。
生徒が、必要な情報を
自力で探せないのです!!
そういう場合、僕は
「はあ?
僕が『書いてある』って
言ってんだから書いてあるんだよ!
もっとちゃんと探せ!!」
これで、多くの場合、
「あっ、書いてあった!」
と生徒は自力で必要な情報を見つけます
ノートを見直させる作業は、
普通に僕が教えてしまうよりも
時間がかかることが多いです。
しかし、ノートを見直させる作業は、
生徒の自学自習スキルを高めます!!
分からない問題に出会ったとき、
直ぐに誰かを頼るのではなく、
「まずは自分で何とかしよう!」
と生徒が考えるようになるからです
また、同じノートを何度も見直させることは、
反復を通して知識を定着させることでもあります。
ノートを見直した生徒は、
「●●を前に教わった!!」
と古い記憶を呼び起こします
こういう反復作業が記憶維持には効果大なのです!
以上のような「教えない」指導の成果は、
教え子たちの成績にしっかり反映されています。
生徒達には、勉強のコツを掴んでもらいたいですね♪