ご飯をあまり食べなかったので、
かなりガリガリに痩せた子どもでした
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そんな僕に母がよく言っていました。
「一口食べるごとに箸を置くんじゃない!!」
僕はあまり食べたくなかったので、
何かを一口食べては箸を置いて
ボーっとしたりしていたんですね~
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食べ切れなくなって残すことも多くありました。
それを見かねて、母が僕に注意したわけです
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確かに、食べるのを何度も中断すると、
もともと食べたくない食事が余計嫌になるんですね
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母は、手を止めずに食べきることの大切さを教えてくれたのです。
以上の母の教えは、勉強でも当てはまります。
ずらっと並んだ計算や漢字等、
問題の量が多いと一問ごとに手を止める生徒がいます。
ひどい場合だと、計算や書き取りの途中で手を止めます。
もちろん、分からなくて手を止めるのは構いません。
しかし、ここで問題としているのは、
分かる分からないに関係なく、
「面倒だから」という理由で手を止めることです。
このタイプの生徒は、
小学生、特に男の子に多いように思われます。
彼らは、問題演習や宿題に膨大な時間を費やします。
たった10問の問題を解くだけなのに
1~2時間かかることもザラなんですね
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そうすると、生徒はイライラし始めます
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「いつまでも終わんない!つまんない!!」
このタイプの生徒に対して、僕は次のように言います。
「問題を解いている最中に手を止めるな!
いちいち手を止めるから勉強が嫌になるんだ!」
こういう生徒には
時間を決めて問題を解かせるようにします
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算数のドリルには、制限時間が書かれていることがあります。
その時間をきちっと守らせるようにすることが必要です。
(もっとも、時間制限を守らせるのも一苦労なのですが……)
「時間をかける≠勉強している」という視点が大切です!