そんなのもできないとマズイよ!!~生徒を追い詰め危機感を抱かせることは本当に悪いことか? | 江東区の家庭教師&ライターのみみずく~半蔵門線・大江戸線沿線及びオンラインで指導中~

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学校の補習、高校受験・大学受験、推薦・AO入試対策等、家庭教師としての活動記録です。

僕の指導は、依然として厳しいです。


もちろん生徒にもよりけりですが、

僕の指導を何年も受けている生徒には

かなりキツイことを言う場合があります。


何回も同じことを説明されているのに

いつまでもそのことができない生徒には

次のように言って追い詰めます。


「そんなのもできないとマズイよ!」

「●●をいつまでも覚えられないなら、

受験そのものを諦めたらどう?」


こういうセリフを言うことに対して、

「生徒を傷つけて

委縮させるだけだから良くない」

と言う指導者や保護者がいます。

それはそれで一つの意見ですから、

自身の指導ではそういう方針を貫いてください。


一方、僕は、

何でもかんでもオブラートに包んで

生徒を傷つけないように配慮する指導

には断固として反対します。


もっとも、僕だって

常に厳しく生徒に接するわけではありません。


最初のうちは細かい点に目を瞑り、

生徒の良いところだけを見ながら

「君は~が良くできるね」から入ります。

いわゆる「褒めて伸ばす」ですね。


そして、「褒めて伸ばす」戦略で

その生徒が順調に伸び続けるなら

僕だって厳しく言うことは一切ありません。


ただ、家庭教師を依頼してくるレベルの生徒で、

「褒めて伸ばす」だけで何とかなる生徒はほとんどいません。

まして、上位校を受験したい、という生徒は尚更です。


「褒めて伸ばす」だけで順調に伸びていくのは、

誉められたことをきっかけにして

誉められたこと以外も頑張れる生徒だけです。

そういう生徒は、少なくとも学校生活で問題を抱えません。


一方、多くの生徒は、

褒められただけでは頭打ちになります。

そういう生徒の特徴として、

大切なことをいつまでも覚えない

というのがあります。


●●という用語を覚えられない生徒がいます。

もちろん、2、3回で●●を覚えられなくとも、

「2、3回じゃ覚えられないから、

何度も繰り返して覚えてね~」

と最初のうちは僕も流しますよ。


でも、10回も20回も確認しているのに、

いつまでも●●を覚えない生徒には

冒頭のようなきつい言葉を浴びせます。


何回も同じことをやっているのに

どうして生徒は●●を覚えられないのか?


理由は簡単です。

その生徒の中に

「●●を覚えなければダメだ!」

という危機感が無いからです。


極端な例ですが、次のような状況を考えてください。

「明日までに●●を覚えられなければ死刑」

そういうふうに国家が定めたとしたら、

多くの生徒は明日までに●●を覚えようとしますし、

ほとんどの生徒はきちっと●●を覚えられるはずです。


でも、現実はここまで過酷でありません。

そのため、生徒に中に

「●●を覚えなければダメだ!」

という危機感が自然と芽生えることはないんですね。


誉められて伸びる生徒は、

「●●を覚えて先生に誉められたい!」

という切実な思いがあるからこそ、

自発的に必死で●●を覚えようとするんですよ。

「褒められたい!」の裏返しは「怒られたくない!」です。

誉められて伸びる生徒は、

「怒られたくない」という危機感に

突き動かされているとも言えるでしょう。


誉められても伸びない生徒は、

上記のように自ら危機感を喚起することはありません。

そうであれば、外部から危機感を喚起するしかありません。


「●●は覚えにくいからね。

次までに覚えてくればいいよ」

なんていつまでも指導者が言っていたら、

「じゃあ、今直ぐ●●を覚えなくても良いんだ」

と生徒を安心させてしまいますよ。

それで生徒が●●を覚えられるんですか?


僕も、ある程度のところまでは、

生徒のできない・覚えられないを許容します。

でも、その一線を越えても尚

できない・覚えられない生徒は、

キツイ言葉で追い詰め危機感を抱かせます。


僕に叱られたことをきっかけにして、

生徒が自分自身を変え、

その後順調に伸びていくという事例を多く見ています。


もちろん、いつまでも変わらない生徒や、

叱られたことをきっかけに僕の許を離れる生徒もいます。

ただ、そういう生徒はその後ロクな目に遭っていません。

それが現実というものです。


僕の指導が厳しいと言われる所以は以上の通りです。

僕に叱られたくない生徒は、

自ら危機感をもって日々の勉強をこなしてくださいね。