今回は、僕の英語指導を受けている生徒への事務連絡です。
以下の教材を使用しますので、購入しておいてください。
Next Stage 英文法・語法問題 3rd edition | |
瓜生 豊 篠田 重晃 ピアソン桐原 2011-11-09 売り上げランキング : 451 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
『Next Stage 英文法・語法問題』は有名な問題集です。
ご存知の方、既に使用されている方も多いと思います。
副教材として『Next Stage』を配布する高校も多いです。
僕が高校生のときも『Next Stage』が配布され、
毎回、テスト範囲に組み込まれましたね~
正直、すごくイヤでした!
イヤ過ぎて、卒業と同時に捨てました!!
数年後、愛弟子Yくん に英語を教えることになりました。
Yくんの通っていた高校でも、
2年次に『Next Stage』が副教材として配布されました。
仕方ないので、僕はもう一度『Next Stage』を購入しましたよ。
もちろんブックオフの100円コーナーで!
古本だから、前の持ち主の書き込みがあったりして……
「第29章 アクセント問題頻出単語」のページに
「言うまでもなし。」と書かれた付箋が貼られていました(笑)
こうした書き込みから、
前の持ち主のオツムのレベルを想像するのも楽しいですね
……って、話を戻しましょう。
『Next Stage』は、結構評価の高い問題集です。
ただ、この問題集には以下の問題点があります。
1.収録問題数が多い。
2.解説があっさりし過ぎ。
1は、コストパフォーマンスが悪いってことです。
センター試験や国公立大学の二次試験、
一部の私立大学の試験では長文読解がメインです。
長文読解の対策として
これ一冊をゴリゴリやるのは非効率的です
「『Next Stage』を完璧にしたら、
センター試験で9割得点できました!」
こんな書き込みが、Amazonのレビューなどで散見されます。
ただ、『Next Stage』を完璧にしなくともセンター試験で9割取れます!
一方、志望大学の英語の試験で、
文法問題が配点の4割以上を占めるなら、
『Next Stage』をやり込むことがとても有効です。
この問題集に載っているのとほぼ同じ問題が結構出題されます。
それから、高1・高2の生徒で、
志望大学がまだ明確に決まっていないのなら、
『Next Stage』をやるのが良いと思いますね。
彼ら・彼女らには時間がありますから、
非効率的でもこういう問題集に取り組んでみるべきです。
網羅的に文法や語法を勉強することは大切です。
2は、たとえば次の解説を見てみましょう。
when節で示された過去の時点を起点に、
waitという動作動詞でそれまでの継続を表すのだから、
過去完了進行形の①had been waitingを選ぶ。
英語が苦手な生徒は、これを読んで理解できるのでしょうか?
こんな感じで、「Part1 文法」の解説は
「これ、ちょっとどうなのよ?」と思う部分が多いです。
でも、「Part2 語法」以降はただの暗記なので、
解説があっさりしていても問題ありません。
暗記項目に関しては、
解説の詳しさよりも網羅性を重視すべきです。
結局、僕が『Next Stage』を生徒に買ってもらう理由は、
何度も強調している網羅性にあります。
そして、この問題集の使い道は以下の通りです。
①暗記系の宿題として、生徒に取り組ませる。
②生徒の自学自習時に、辞書代わりに使わせる。
③指導時に、文法・語法を一緒に確認する。
①は、まあ、いいでしょう。
②について。
『Next Stage』は網羅性に優れているので、
後ろの索引を使えばかなり効率的に調べ物ができます。
分厚い文法書や辞書を引くよりも時間の短縮になります。
③について。
これは、上で挙げた2の欠点を補う意味合いもあります。
生徒が詰まっている箇所を、
一緒に『Next Stage』で確認するんですね~
その際に、僕の方で詳しく解説します。
そして、一緒に確認したところには
マーカーで線を引かせます
何故そんなことをするのかって?
それはですね、
次のようなことがよくあるからです。
生徒「こんなの習ってません!」
僕「いや、ちゃんと説明したはず」
生徒「いえ、知りません!習ってません!!」
僕「本当だな?
じゃあ、一緒に『Next Stage』を確認するか」
(生徒と一緒に『Next Stage』を確認)
僕「どうして、ここに線が引いてあるの?」
生徒「…………」
(気まずい沈黙数分(笑))
以上、『Next Stage』を買っておいてくださいね♪