生徒の定期テスト答案(英語)をチェックしていたときのこと
その生徒は、和文英訳や英作文で
"difficult" という単語を全て間違っていました。
生徒が書いた英文で、
"difficult" もどきには全て赤で✓が入っていました。
そして、✓の入った解答は、
いずれも部分点なしの0点でした
それが3ヶ所くらいあったんですね
"difficult" は長い単語だから仕方ないのかなぁ
そう思いながら問題用紙を見てみると……
あれっ?
語句整序(並べ替え)問題の単語の中に
"difficult" という単語が含まれているじゃないですか!?
しかも、訳文の中に「難しい」という日本語もあります!!
その後、生徒を説教したのは言うまでもありません
…………
………
……
…
生徒に(英)作文や和文英訳をさせると、
漢字のミスやスペルミスがやたらと目に付きます。
それをテスト本番でもやってしまうと、かなりの減点です。
「しっかりと語句を覚えなさい!」
と生徒たちには言ってしまいますが、
やはりそれ以外のアドバイスもしたいものです。
「(英)作文では、暗記した語句を使うべし」
という発想をそもそも疑ってみることが大切です
なぜなら、国語や英語のテストでは、
長文読解や文法問題の中に
(英)作文で使える表現が含まれている場合があるからです。
まして、学校の定期テストだと、
学校の先生も作問時に細かなチェックをしないため、
英作文で使える単語や熟語が
他の問題に丸々含まれている場合も……ヽ(゚◇゚ )ノ
以上のことを知っていれば、テスト時、
(英)作文や和文英訳にどう取り組むべきかが見えてきます。
1.(英)作文や和文英訳は、
他の問題を全て解いてから解く。
2.あやふや語句を使う場合は
他の問題に同じ語句や言い換えがないかを探す。
1に関しては、異論があるかもしれません↓
配点の高い(英)作文を先に片づけた方が良い!
たしかに、それは正論です。
ただ、これが通用するのは
あくまでも語彙力に自信のある生徒だけ。
漢字のミスやスペルミスをいくつもすれば、
5点程度の配点であっても0点になり得ます
そのくらいシビアな世界で、
(英)作文や和文英訳を先に書くのはやはり危険です!
2については、異論がないと思います。
難しい語句を使おうとしてミスったり、
空欄を作ったりする生徒が結構います。
そういう生徒こそ、常に2を意識して書いてほしいですね~
意外にも、使える表現が問題文中に隠れているものですよ
ちょっとした発想の転換が大切ってことです。