センター漢文対策講座(2)~対句~ | 江東区の家庭教師&ライターのみみずく~半蔵門線・大江戸線沿線及びオンラインで指導中~

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センター試験の足音が近づいてきました。

大学受験生の皆さん、勉強は捗っていますか?


というわけで、前回 からだいぶ間が空きましたが、

センター漢文対策講座の第二回です!!


今回は、対句のお話をします~


「対句」と書いて「ついく」と読むこの技法、

漢詩ではお馴染みの技法ですよね?


対句の特徴は、次の2点です。


①相対する二句の文法的構造が同じ。
②相対する二句の中の語句も何らかの形で対になる。


ちょっと具体例を見てみましょう目


墨田区両国のプロ家庭教師みみずく~総武線・大江戸線・新宿線沿線で指導中~-20121028_01

こんな感じで、語句や文法構造が対になっています。


意外に知らない受験生が多いんですが、

この対句表現は、漢詩に限らず

漢文全般で頻繁に用いられます!

その上、対句が問題を解く上で

重要になることも多いんですヽ(゚◇゚ )ノ


だから、受験生は、対句をしっかり押さえておきましょう。

対句に着目することで、次のようなメリットがありますよ♪


①未知の語句の品詞や意味を推測できる。
②ハイレベルな白文を書き下したり、口語訳したりできる。
③問題となっている文を

 完全に書き下せなくても意味を推測できる。

だから、どことどこが対句の関係にあるか

意識しながら読むことがとても大切なんです。

そのときに対句の目印となるのは、文法的な構造です。


文法的な構造とは、具体的に次のものを言います。


置き字・指示語・接続語・送り仮名・返り点


これらに着目して、対句を見抜きましょう!チョキ


というわけで、センター試験の過去問をどうぞ~


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解答・解説も付けておくので、参照してください↓


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結局、上の問題では、

対句に気付けるかどうかが試されているわけです。


「どれを答にしても意味が通じるじゃん!」


そういうときこそ、対句の可能性を疑ってみてください。


以上、センター漢文対策講座の第二回でした♪