センター試験の足音が近づいてきました。
大学受験生の皆さん、勉強は捗っていますか?
というわけで、前回 からだいぶ間が空きましたが、
センター漢文対策講座の第二回です!!
今回は、対句のお話をします~
「対句」と書いて「ついく」と読むこの技法、
漢詩ではお馴染みの技法ですよね?
対句の特徴は、次の2点です。
①相対する二句の文法的構造が同じ。
②相対する二句の中の語句も何らかの形で対になる。
ちょっと具体例を見てみましょう
意外に知らない受験生が多いんですが、
この対句表現は、漢詩に限らず
漢文全般で頻繁に用いられます!
その上、対句が問題を解く上で
重要になることも多いんですヽ(゚◇゚ )ノ
だから、受験生は、対句をしっかり押さえておきましょう。
対句に着目することで、次のようなメリットがありますよ♪
①未知の語句の品詞や意味を推測できる。
②ハイレベルな白文を書き下したり、口語訳したりできる。
③問題となっている文を
完全に書き下せなくても意味を推測できる。
だから、どことどこが対句の関係にあるかを
意識しながら読むことがとても大切なんです。
そのときに対句の目印となるのは、文法的な構造です。
文法的な構造とは、具体的に次のものを言います。
置き字・指示語・接続語・送り仮名・返り点
これらに着目して、対句を見抜きましょう!
というわけで、センター試験の過去問をどうぞ~
解答・解説も付けておくので、参照してください↓
結局、上の問題では、
対句に気付けるかどうかが試されているわけです。
「どれを答にしても意味が通じるじゃん!」
そういうときこそ、対句の可能性を疑ってみてください。
以上、センター漢文対策講座の第二回でした♪