フツーの教材は紹介しないつもりでしたが、
ちょっと気が変わりました……
現在指導中の生徒さんに
自信を持ってオススメできる教材だけ紹介します~
こういう記事を書いておけば、
僕が高額教材を売り付ける
悪徳家庭教師じゃないって分かるでしょ?(笑)
では、本日の教材です!
英文法・英作文問題精講―高校入試 | |
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これは、ハイレベルな私立高校を
受験する中三生向け教材です!
首都圏の私立高校を見てみましょうか。
たとえば、慶応義塾高等学校。
ⅠとⅡは文法、Ⅲは会話文、ⅣとⅤが長文読解です。
文法問題の占める割合が大きいですよね?
ということは、それなりに文法問題対策をする必要があります。
しかも、慶応義塾高校でタチが悪いのは、
中学学習内容を逸脱した出題もあることです。
(慶応義塾高校の分析については、こちら にも書きました)
事前に対策しておかないと、まったく歯が立ちません!(>_<)
『英文法・英作文問題精講』では、嬉しいことに
高校内容にもチョロッと触れられています!(^o^)
ただ、あくまでチョロッとなので
これだけで必要十分かは検討の余地があります……
もちろん、高校内容が必要無い難関私立受験者は、
この問題集を完璧にマスターするだけでOKです!
内容は、文法毎に章が分かれています。
そして、章毎に次の構成になっています。
解説→標準演習問題→難関突破問題
全体的に問題の質が良いですね~
空欄補充、言い換え、並べ替え、和文英訳などが
適度に収録されています。
和文英訳が必要ない受験生は、
和文英訳を飛ばしてもいいですよ~
どういう使い方をするかは、
過去問分析を踏まえてってことで。
(過去問分析の方法は、こちら を見てね)
解説も、中学内容を網羅しています。
一方、欠点としては次の点が挙げられます。
1.解説がコンパクトにまとまり過ぎている。
2.イラストなどのビジュアル面が貧弱である。
まあ、1と2は中学生の教材では普通のこと。
指導用教材にするならば、特に気にする必要はありません。
なぜなら1と2の欠点を補うのが
指導者の役割だからです!!
以上、『英文法・英作文問題精講』でした♪
最後に、補足的な注意事項です。
『英文法・英作文問題精講』は
あくまでもハイレベルな私立高校受験者向けです。
基礎基本で詰まっている生徒には不向きです。
また、公立高校受験者や普通の私立高校受験者には
難易度が高過ぎて使い道がありません。
地方在住で、
「地元の高校を受験するんだ!」
という生徒は手を出さない方が無難です。
一方、高校に入ってから
英語に詰まってしまった生徒には使えます。
中学英語の復習をしたい場合には最適です。
高校生が解いても、それなりの手応えがありますよ!