今日はもう一つ記事に書きたいことがあったのですが、それはまたにしよう。
とりあえず、先日の続き。
実習での授業中に、悲しくも貴重な経験をしたこと。
授業の内容は、1人45分で文法を2つ教えることになっていました。
そのうちの1つ、私は下記の会話から始める教え方をしました。
私 「みなさんは、お金がたくさんあったら何が欲しいですか?」
と、日本円で100万円の札束がピラミッド状になった写真を見せながら
聞きました。
1人は、「ゆっくり旅行しながら過ごしたい。」
もう1人は、「お金が無くて困っている人を助けたい。」
・・・

なんかこの時点で、何て良い子たちなんだ・・・次の話題に持って行き
にくいじゃないか
なんて思いながら、次の子に話を振りました。私 「〇〇さんは?」
学生 「▲※□・・します。」
聞こえなかったので、
私 「え?何ですか?もう一回・・・」
学生 「燃やします。」
・・・
一瞬、よくわかりませんでした。
見ていた先生も、「え?燃やす?」
少し、ハッとしながらも、「燃やすんですか、もったいないですね~
」と、さらっと返しました。
そして、順番に全員に聞いていきました。
私は授業をすることに一生懸命だったので、この時の生徒の発言
では特に気にすることもありませんでした。
その後もこの生徒に対しては普通に当てていき。
生徒も何ら無かったかのように、普通でした。
そして授業を終え・・・
達成感、解放感を感じる一方で、何ともモヤモヤとした気分が離れませんでした。
そう、お金があったら・・・という質問で燃やしますと答えた生徒は、
中国人の男の子でした。
今揉めに揉めている中国との尖閣問題に対して、この質問で感情をあらわに
してきたのだ。
すごくびっくりしたし、すごく悲しかった。
もちろん、だからってこの生徒に対して憎いなんて絶対思わなかった。
本当です。
以前から書いているように、私は中国人に対しても好意的に思っている。
逆にだからこそ、悲しいという気持ちが大きかったんです。
よく考えたら、この日本円の写真もちょうど今のこの時だったから、
こういうことになったんですよね。
先生とも何度もやり直してこの教え方に落ち着き、練習でもみんなと
この写真わかりやすいよね、なんて言っていたところでした。
でも、この中国人の生徒に対して反感を買うほどの感情にさせていたということ。
配慮が足りなかったのかも。
この続きの会話も、もう少し考えるべきだったかも、という展開でした。
思いもよらないところでこんな経験をし、しかも初めての実習授業で、
私だけ・・・
でも、もし中国が嫌いな子ならすごく怒っていたと思うし、もっと中国を
嫌いになっていたかもしれない。
やっぱりこういうことがあったら日本語教師になんてなりたくない!
って思う子もいたかもしれない。
私は初めてのこの授業で、もっと生徒の身になるように深く考える
きっかけをもらった。
そして、こういうことなんだなって。
今後もこういうことは少なからず色々あると思う。
だからこそ、私は日本語教師をしなければならないと思った。
中国人と一緒に働くにつれて、中国旅行へ行くにつれて、中国や中国人
が好きになった。
韓国ドラマから韓国人と知り合って、韓国人に親切にしてもらうに
つれて韓国が好きになった。
だから他の国の人にも日本や日本人のことを好きになって!なんて
ことはおこがましいことかもしれないけど、せめて少しずつでも理解し
合えるようになれたら素敵なことだよねって。
そんな役ができたら。
ちょっと綺麗事ですかね。。。
この生徒のことを思いながらしばらく頭から離れなかったけど、私が
日本語教師になりたいとまた強く思わせてくれる出来事だったんだな
って、すごく納得。
覚悟はできたかね?っていう、なんかお告げのようにも感じました
次が実習授業の最終日。
文化授業をするのですが、あまり候補者がいなかったので引き受ける
ことにしました。
せっかくの機会なので、文化授業も経験できたらお得ですよね