住居なしは25%! 都内のネットカフェ難民報道にマツコ「なんらかのサポートを」

ネットカフェ難民について『5時に夢中!』でマツコ・デラックスが熱弁!

インターネットカフェで寝泊まりする「ネットカフェ難民」に関して東京都が調査。その結果を受け、29日放送『5時に夢中!』(TOKYO MX)でマツコ・デラックス(45)が熱弁、大きな話題となっている。

((C)ぱくたそ)

■1日4,000人のネカフェ難民

2016年11月~2017年1月に都が調査。24時間営業のネットカフェやサウナなど都内502店から回答のあった222店を対象にまとめたもの。

ネットカフェ難民は都内で「1日4,000人」。年代別では30代の38.5%と50代の27.9%が目立ち、労働形態はパートやアルバイト、派遣・契約社員など不安定な働き方をしている層が7割を超える。

また946名が回答した「ネカフェに泊まる理由」は、「旅行・出張中の宿泊」が37.1%と最も多かったが、「住居がない」利用者も25.8%に及ぶと判明した。


■マツコ「サポートすべき」


この結果を受け、マツコは「(アンケート結果を見ると)3割以上が何らかの事情があって家に困っている人」と前置き。

「ネカフェにとってもいいお客様。中には家賃が払えず(負のスパイラルに)陥った方もいるはず。(就職面接の際に使えるよう)住所のやり取りができる私書箱を提供しては」とアドバイスをおくる。

「(ネカフェの料金)1ヶ月4万円ていどは払える経済力はあるが、家を借りるのはキツイ。労働意欲があり働く人たちなんだから、そこのサポートはすべき」、ネカフェ難民の救済方法について熱弁した。


■ネカフェ難民の現状に驚き


マツコのアイディアでもある「私書箱の設置」は、すでに一部のネットカフェなどで採用されており、社会復帰への助力となっている。

1日だけのやむを得ない利用かもしれないが、都内だけでネカフェ難民が1日4,000人もいるという現状を知り、視聴者もさまざまな感想を抱いたようだ。


■30代男性の22.2%が「ネカフェ宿泊経験あり」


しらべぇ編集部で全国20~60代の男女1,358名を対象に調査したところ、30代男性が最も多く、22.2%が「ネットカフェに泊まったことがある」と回答した。

ネットやマンガ、飲食も充実。シャワーを利用でき、清潔な個室で落ち着いた時間を安価に過ごせるネットカフェの利便性は説明するまでもない。

しかし「住居が無い」ために最後の砦として利用するネカフェ難民にとっては、その便利さゆえに「抜け出したいのに抜け出せない」苦悩もあるのだろう。

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(文/しらべぇ編集部・) 
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年6月24日~2016年6月27日
対象:全国20代~60代の男女1,376名(有効回答数)