<北朝鮮写真報告>少女たちの愛らしい日常撮った 物乞いにも緊張と笑顔がある(写真4枚)
母親と一緒に公園で物乞いをしていた少女。撮影者を取締りと勘違いして怯えている。2008年9月平安南道安州郡にて撮影リ・ジュン(アジアプレス)
子供時代というのは、石ころが転がっても可笑しくて、きゃらきゃらと笑うものだ。北朝鮮内部で撮影された映像を見て、厳しい暮らしが続く彼の国でもそうなのだろうと思うことがよくある。川で裸になって楽しそうに水遊びをする子供たちが、あばらが浮いてガリガリだったりするのである。
子供は、思いや感情がそのまま表情に出る。忖度(そんたく)は苦手だ。この10数年間に北朝鮮で撮られた子供たちの日常の姿を写真で報告していく。そのいで立ちと表情から、子供たちが置かれている境遇を思い描いてみたい。(石丸次郎)
駅前で物乞いをしプラスチックごみを集めていた浮浪児の少女。ずっとニコニコしていた。2008年10月黄海北道の沙里院市にて撮影シム・ウィチョン(アジアプレス)
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弟だろうか、幼子をおぶった中学生くらいの少女。2012年11月両江道の恵山市場にて撮影「ミンドゥルレ」(アジアプレス)
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路地裏で商売する母親らしき女性に少女が日傘をさしかけようとしている。2011年7月平壌市にて撮影ク・グァンホ(アジアプレス)