日本を代表します三菱商事株が年初来高値から25.5%の下落を見せており、年初来安値を更新する動きとなっています。

他の商社株の動きは以下の通りです。

三井物産 -19%
住友商事 -15.6%
伊藤忠   -14.7%
丸紅    -17.7%

業績が好調として商社株は買われていましたが、今や業績不安が台頭してきており、もっとも正直に業績を下方修正した三菱商事株が率先して下落しているもので、今後、他の商社も大幅な業績下方修正を見せる筈です。
相次ぐ商品市場での急落を見れば、高値つかみをした商品や投資案件もあるはずであり、これらを「正直」に出してくれば、膨大な損を計上する事態になりかねません。

アメリカでは、のれん代の一括償却等を行い、財務の整理を行い、今後襲ってきます大恐慌に備える動きとなっていますが、日本では「世界景気は回復する」とのシナリオを多くのシンクタンクがとっており、これらシンクタンクの意見を聞いている企業が多く、危機意識はまるでありません。

また、金鉱山株の代表企業である【住友鉱山】株が高値から31%も下落しているのは一体何を示しているのでしょうか?
金価格が上がりましても、鉱山会社の株価は下落しているのです。




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