宝塚バトンの「舞台化して欲しい作品」の項目で
軽~く触れた、この漫画。
大好き過ぎるので、紹介させて下さい。

縦に長過ぎるので注意!!


観用少女-プランツドール-


こんな僕だけど-101203_2330~01.jpg


花には水を、少女には愛を-。
生きている超高級人形「観用少女(プランツドール)」。
ミルクと愛情で育つお人形と人間達の物語


お店に飾られている時はみんな瞳を閉じて眠りに就いてるんだけど
波長の合う人や、自分がより輝ける場所・人を本能で感じて
選んだ相手にだけ瞳を開けて微笑みかける。

1番好きなお人形は2巻に収録されてる「天使の役作り」の天使ちゃん八分音符


こんな僕だけど-101203_2307~01.jpg

男勝りだけど、超美人なサバサバした女優さんが持ち主。
お人形、持ち主、ストーリーの結末的に1番ほんわかした気分にしてくれる。


でも、1番好きな物語は1巻に収録されてる
「スノウホワイトpart2」


こんな僕だけど-101203_2251~01.jpg

貧乏な上に難病を患い、発作に苦しみながらドールのお店の前を
通りかかった時に少女に微笑まれてしまう青年。

もちろん貧乏な青年は高級ドールなんて買えるワケもないんですが
一度、瞳を開けて主人を選んでしまった人形は他の人間には見向きもしなくなって
売り物にならないので、店の店主はわざと青年にドールを盗ませるのです。


こんな僕だけど-101203_2251~02.jpg


青年の病死後、遺言でお店に返されてきた人形は
貧乏な生活で綺麗なドレスなんて着れるワケもなく、みすぼらしい格好をして
主人を失い、再び瞳を閉じて眠りに就いてしまっているのですが
店主の「お帰り、綺麗になって戻ってきたね」という言葉で
一度だけ瞳を開けて涙をこぼすのです。

人形を盗んだ後の青年と人形の生活は一切、描かれていないんですが
この1ページで2人の幸せな生活が思い浮かんで涙腺崩壊です!!



そして、宝塚で舞台化するとしたら、この作品!!
品種改良された世にも珍しい歌うドール「オランピア」の物語。

配役は
主人公の青年・・・まさおくん
青年の恋人・・・れみちゃん
オランピア・・・すーちゃん
店の店主・・・越リュウ
前オランピアの持ち主の老人・・・ルイスン
辺りで・・・(れみちゃんカムバック!!)

こんな僕だけど-101203_2316~01.jpg

自分の選んだ主人以外には微笑まないドール達の中で
誰にでも笑顔を向ける少しイカレタお人形。

主人公の青年が長年捜し求めてきた
このオランピアを手に入れる所から物語りは始まるのですが
長年の間に歌う人形オランピアはただ微笑むだけで歌を忘れ
人の死を目の前にした時だけ歌う更に壊れたお人形になっていました。

主人公の青年が少年時代に参加したパーティで
当時のオランピアの持ち主の老人が殺され人形が盗まれてしまうのですが、
その時の

こんな僕だけど-101203_2319~01.jpg

「殺せばよかったのか」と


念願のオランピアを手に入れた事で、
オランピアに影響され気がおかしくなり始めた青年の
目を覚まそうとする恋人ともみ合ううちに恋人を撃ってしまい

こんな僕だけど-101203_2315~01.jpg

恋人の死を目の前にして歌い出すオランピア

こんな僕だけど-101203_2316~04.jpg


こんな僕だけど-101203_2317~01.jpg


こんな僕だけど-101203_2316~03.jpg

この「ふざけるな」までの一連の流れが観たい!!
まあ、物語の結末は書かないでおく。



後は4巻に収録されてる「メランコリィの花冠」とか
主人公の青年をみりおがやったら嵌まりそうなんだけど
他の配役が思いつきません。

興味が沸いてきたら、是非読んでみて下さい八分音符
観用少女(プランツ・ドール) (1) (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)/川原 由美子
¥795
Amazon.co.jp