2日目の最初のプログラムは、走る道の形状として、楕円形になっている、オーバルコースでの同乗体験!!。
 まず、傾斜角度が10度などになっている斜面を、実際に歩いてみる所から始まりました。
 そして、左右の角度が比較的小さい路面での高速走行、カーブ、停車などを体験できました。
 車本体の遠心力と、車体が傾いている方向に動きそうになる体を支える力とがお互いに働き合って、体が外に飛び出さないように安定して走行するという、
 そんな力が車にはあるんだなあと、改めて感じました。
 実際に、左右のどちらかの高さが低くなっているような駐車場に停車した時に、隣に車が止まっていた場合も含めて、停車時に注意すべき点についても、ご説明いただきました。
 後ろから風が吹いている場合、また、高さが低い位置に傾いている方のドアを開け閉めする時には、隣に在る車にドアがぶつかってしまう可能性もあります。
 向かい風が吹いている場合、また、高さが高い位置にある方のドアを開ける場合には、ドアノブを引っ張って開けたとしても、ドアから手が離れた時に、車本体に傾いてしまい、
 指を挟むという危険性もあります。
 こういった点から、どちらの場合にも必ず、ドアハンドルと持ち手の部分の両方を持って、開け閉めすることが大事なのです!!。
 続いてのプログラムは、実際にハンドルを操作しながらの高速体験、急ブレーキ体験、そしてフルコースの走行体験!!。
 急ブレーキ操作の時には、車体が左右に揺れてしまうリスクを回避するために、インストラクターの方にもハンドルを持って、サポートしていただきました。
 最初に、時速60キロメートルからの急ブレーキ操作を2回行いました。
 次に、時速80キロメートルの速度での急ブレーキ操作を2回行いました。
 1日目と同じように、現在の速度を実況で伝えていただき、「ハイ!ブレーキ!」の掛け声とと共に、アクセルペダルから足を話して、ブレーキペダルを一気に踏み込む、
 という操作を進めました。
 急ブレーキをかけた時に鳴る、タイヤと路面との摩擦音も聴けました。
 その音の大きさが変わる所が、路面の種類が代わっている場所なのだそうです。
 摩擦係数というものによって、音の大きさも変わってくるようです。
 この急ブレーキ操作では、1日目の急ブレーキ体験の時と同様、体が前に押し出されそうになる感覚と、足裏からお尻までの筋肉に力が入る感覚を実感しました。
 速度が速い段階からの急ブレーキですので、踏み始めてから止まるまでには、約17メートルから20メートル前後という結果だったと思います。
 ちなみに、ブレーキペダルの踏み込み捜査については、2日間とも、「満点です」という風に言っていただけました。
 続いては、フルコースでの運転体験に移りました。
 1日目には、ハンドルの位置が、左方向には6の位置まで、右方向には12の位置まで動く所まで、操作しました。
 2日目は、大きく曲がり込む所もあって、ハンドルの位置が、左には5または4の所まで、右には1または2の所まで動く位置まで操作しました。
 特に、6や12の位置から9の位置に戻す時などには、ハンドルを切るスピードが速くなってしまっていた時もあったなあと感じています。
 ですが、インストラクターの方の実況を聴きながら操作していくと、だんだんうまくなっていったようにも思いました。
 アクセルペダルの踏み込み方としても、だんだんと一定の速度を維持できる状態になっていったのかなあと思います。
 2日間ともそうでしたが、時速がだいたい15キロメートルから30キロメートル前後での走行を、保てていたのではなかろうかと感じています。
 カーブの時には、アクセルペダルの踏み込みを軽くするか、ペダルを踏まないようにすることが、同乗者にとっても気持ちのいい走り方につながるんだなあと思いました。
 また、ハンドルを切る時には、急にハンドルを動かすのではなく、じわじわーっとゆっくりと動かすことが大切なのだなあと、改めて思いました。
 車体が左右に揺れる度合いの大きさを押さえることも、同乗者にとっての乗り心地の良さにもつながっていくのかなあと感じました。
 ブレーキをかける時にも、優しく、ゆっくりとペダルを踏んで、動く時にもじわーっと離してあげることが、同乗者にとっても振動を感じないためのこつなのだなあと、
 改めて思いました。
 そのようなことを感じながら、2日目の運転体験プログラムも終了していきました。
 実際に、ハンドル操作、アクセルやブレーキの操作を、自分自身でやって、運転することで、様々なことを学び、いろいろなことを感じました。
 やっぱり、丁寧さや優しさが大事になるということです。
 ハンドルを切る時には、急に動かすのではなく、じわりじわりとゆっくりと動かすことで、車体の揺れを比較的小さくできます。
 そのことによって、同乗者にとっても、体の揺れが少なくなって、良い乗り心地を感じることもできると思います。
 また、アクセルペダルの踏み込みを軽くすることによって、比較的、速度を一定に保ちながら走行させることができます。
 穏やかな走り方によって、緩やかな振動状態を作り出すことで、同乗者によっても、心地良い揺れを感じながら乗ることもできるかと思います。
 こういった点から、ドライバーと同乗者とのコミュニケーションや声かけが、本当に大事になるのだなと、再確認できました。
 車にとっても、周りの車との距離を保つことで、安全に走らせてほしいという思いがあると感じます。
 「俺とお前は一審同体だ!!」という気持ちで、乗っている車に対しても、ある意味では愛を伝えてあげることも大事なのだなあ、そんな風に思いました。
 その意味でも、丁寧さや優しさが重んじられていったら、譲り合いや思いやりにもつながって、痛ましい、悲しい事故も減っていくのではないかと、改めて思いました。
 急ブレーキの操作では、摩擦音による音の違いから、「路面の状態が違っているから、もう少しいたわってほしいな!!」と、車から発信されているような気がしました。
 (続く)