どうもです、皆様こんにちは!!。よりよりです、そしてヨリー助得るでございます!!。
 去る3月26日の火曜日、そして3月27日の水曜日に行われました、「視覚障害者自動車運転ツアー」に参加してまいりました!!。
 様々な角度や視点でサポートしてくださった皆様、出会ってくださった皆様、沢山のことでお世話になり、本当にありがとうございます!!。
 僕自身も、小さい頃から車が好きで、実際にハンドルを握って、アクセルやブレーキのペダルを踏んで、ギヤを動かしたりしながら、運転したいと思い続けている一人なのです。
 その夢が、今回のツアーに参加することによって、実現できました。
 ここまでの状態になるまでには、様々な方々の力があったのです!!。
「一度でいいから、車を運転してみたい!!」との声を上げてくださった、視覚障害当事者の方々、そのお声を受け止めて、これまでにもツアーを実施してくださった方々、
 様々に協力してくださって、ここまでつなげていただいた方々に、改めて感謝申し上げます!!。
 このツアーで実際に運転体験ができた場所は、栃木県芳賀郡茂木町桧山に在ります、「モビリティリゾートもてぎ」という施設でした。
 敷地全体の大きさで言いますと、東京ドーム約130個分の広さがあって、プログラムが実施される場所によっては、
 約10分前後の車やバスでの移動が必要となる場合もあるほどの広さなんですねえ!!。
 そのような場所で、合計五つから六つのプログラムを体験することができました!!。
 ちなみに、運転体験を含めて、ほとんどのプログラムにて出会えた、補助ブレーキ付の車は、排気量1.5L前後のステーションワゴンタイプの車両で、オートマチック車でした。
 まずは1日目!!。
 この日はあいにくの雨降りだったのですが、ワイパーを使っての走行や運転の体験ができました。
 プログラムの一つ目は、助手席の前方に付いている補助ブレーキペダルを使っての、自足40キロメートルの速さでの急ブレーキの体験!!。
 最初に、アスファルトでブレーキを踏む所から始まりました。
 運転してくださっている、インストラクターの方が、「10、20、30、40」という風に、現在ナンキロメートルの速さで走行しているのか、実況してくださいました。
 その実況の中で、「ハイ!!ブレーキ!!」というお声がかかり、そこでブレーキを思い切り踏む、という動作を進めていきました。
 僕の場合、アスファルトでは、踏み始めてから8メートルの距離で、車が完全停止するという結果になりました。
 続いて、雪道に見立てて作られた、ゴム状のようなすべりやすい道で、急ブレーキをかけるという操作を行いました。
 こちらも、現在の自足を実況してもらいながら、「ハイ!!ブレーキ!!」との掛け声で、ブレーキペダルを思い切り踏む動作を進めていきました。
 この時には、ABS(アンチロックブレーキシステム)がどのように働くかという、動作を感じる体験ができました。
 右足のふくらはぎから太腿までの部位に、かなり力が入ったように感じます。
 また、ペダルを前の方向に踏んではいるけれども、何回か後ろの方にペダルが戻ってくる、という動作が行われているのも感じました。
 僕の場合、ブレーキを踏み始めてから停車するまでには、約36メートル前後という結果となりました!!。
 このことからもやはり、こういうすべりやすい道では、ブレーキを踏み始めてから完全に止まるまでには、思った以上に時間がかかるんだなあと、改めて実感しました。
 ブレーキを踏み始めてから止まるまでに、足裏からお尻までの部位に入る力や、急ブレーキの支持があってからどのぐらいの速さで反応できるのか、
 こういったことが大事なんだなあと、改めて学べました!!。
 次に、プログラムの二つ目の、外周コースでの周回走行体験に移りました。
 悪天候だったため、窓は全部閉じた状態での走行となりました。
 まず大事になるのは、ハンドル上で手を置く位置です。
 今回の運転体験の対象者が、視覚に障害のある人たちということもあり、クラクションのボタンの真上から真っ直ぐ左方向の末端部分に、
 マジックテープのような物をセットしてもらえていました。
 そのテープの位置は、時計の針で言うと、「9時」を指す部分ということになります。
 その位置を基本ポジションとして、ハンドルをどの位置に持っていったら良いのかを、クロックポジションで示される数字で、支持を出していただきました。
 右に曲がる時には、「ハンドルは10、11、12!!」という風に、教えていただきました。
 逆に左に曲がる時には、「ハンドルは8、7、6!!」という風に言っていただきました。
 真っ直ぐの方向に走る時には、「9!!」という風にも支持を出してもらえて、安心して走行を楽しむことができました。
 速度を一定に保つ時には、アクセルを軽く踏んで、踏み過ぎないことがこつとなります。
 僕の場合、最初のうちは、アクセルを一定の角度までで押さえて、等速度を保つということが、難しく感じられていたようです(インストラクターより)。
 また、カーブを曲がる際にも、始めのうちは、ハンドルを切るスピードが速くなってしまって、車を左右に振動させてしまっていたかもしれない、という状況でした。
 (こちらもインストラクターより)。
 2周目、3周目と、距離を重ねるうちに、一定の速度を保つ、緩やかにハンドルを切る、という操作にも慣れてきたのか、だんだんとうまくなっていったようです。
 (インストラクターからのコメント)。
 途中、周囲の車との距離が、うまく保てなくなっていたようでして、シフトレバーをRの位置に入れて、バックしてみるという体験もできました!!。
 後部座席に乗ってくださっていた方からも、「タクシーに乗せてもらっているような感覚でした!!」とのお言葉をいただけて、とてもとても嬉しかったです!!。
 さて、1日目の最後のプログラムは、スポーツカー同乗体験!!。
 1台目には、排気量1.5L前後で、4気筒エンジンのマニュアル車に乗せていただきました。
 最高時速130キロメートルまでの速さでの高速走行や、ヘアピンカーブなどの道での走行を体験しました。
 乗っている時には、シートベルトの着用と共に、お尻や背筋が完全にシートの後方や背もたれに密着していることも大事になります。
 車がいろいろな方向に揺れることによって、体もその方向に大きく動いてしまうというリスクを回避するためなんですねえ!!。
 高速走行時に、エンジンベルトの回転数が上がっている時の音を、乗せてもらっている状態では久しぶりに堪能しました!!。
 2台目には、排気量3.5L前後で、6気筒エンジンのオートマチック車に乗せてもらいました。
 この車は、エンジンが後ろに搭載されていて、その音も後ろから聞こえてくる仕組みになっていました。
 6気筒エンジンの車での高速走行を体験したのも、かなり久しぶりだったので、エンジンベルトの回転数がかなり高くなった時の音に、改めて感動しました!!。
 雨で路面がすべりやすくなっていたこともあって、途中、トラクションコントロールが作動して、機械によって横すべり防止の機能が働いたという動作も経験できました。
 ということで、1日目のプログラムは終了していきました!!。
 ある自動車メーカーの研究員の方々、脳科学を研究されている方々もお見えになっていました。
 そのようなこともあって、視覚に頼らずに車が運転できるようになるためには、どんな装備が在ったら良いのかということについて、インタビューを受けさせてもらいました。
 カーナビの機能として、「およそ○○メートル先、右方向です」、「○○メートル先、左方向です」、「まもなく、一旦停止があります」
 などと、距離感を図って音声案内をしてくれるようになっています。
 その機能と連動するような形で、「信号赤!!減速!!停車!!信号青!!発車!!」などと、電車の運転士のように指示を出してくれるような機械で、
 耳元近くに着けられる装置が在って、装着される車があればいいなあ!!。
 こんな風に思っています!!。
 こういったことを思いながら、2日目に移っていきました!!。
 (続く)