言葉の力 | おてあて処 岩代正体(イワシロセイタイ)
にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 郡山情報へにほんブログ村 健康ブログ 整体へ

にほんブログ村  にほんブログ村



目標達成や潜在能力開発に、強力に効果がある「アファーメーション」に
ついてお話します。
(実践しておられる方も多いと思いますが)


ジョセフ・マーフィーやナポレオン・ヒルを始め、多くの成功研究家達が、
「成功するためには、潜在意識の強大な力を、上手に活用することが必要
だ」と言っています。

そして、潜在意識の強大な力を有効に引き出すためには、前向き・肯定的
な考え方をする必要があります。

しかし、潜在意識(=無意識)には、自分がこれまでの人生で習慣的に行
なってきた「考え方」が刻み込まれています。

以前の記事でお話した「ビリーフ」も「セルフイメージ」も、潜在意識に
刻み込まれた「考え方」の一部です。


これら無意識に定着して習慣になっている考え方は、意識(顕在意識)で
「今日から前向きになろう!」とか「自分はできる!」と思っただけでは
変わりません。

一時的に前向きになっても、すぐに習慣的な考え方に戻ってしまいます。


そこで、潜在意識に刻み込まれた習慣的な考え方そのものを変えていくア
プローチが必要です。

そのためのキーワードは繰り返しです、。
潜在意識を変えるには、何度も何度も繰り返すことが有効なのです。

今日の朝、そして夜、つぎは翌朝、そしてその日の夜、・・・というよう
に反復することは、潜在意識に定着した考え方のクセを、確実に変
えていく力を持っています。

ポール・J・マイヤーは「間をおいた反復の力は、あなたの人生を変える」
と言っています。


さて、では何を繰り返せばいいのでしょうか?
誰にもできるものを2つお伝えします。

一つは、今日お話しする「アファーメーション」!

もう一つは、以前の記事でお話した「ビジュアリゼーション」です。
アファーメーションをした後に、理想の自分が実現した姿を想像し、感じ、
味わう(=ビジュアリゼーション)と、とても強力に潜在意識に浸透して
いきます。


アファーメーションとは、自分自身に対して行なう肯定的な「自己宣言」
です。

フランスの心理療法家エミール・クーエが考えた有名な自己暗示法も、代
表的なアファーメーションの一つです。
クーエは、、患者達に毎日次の言葉を朝晩唱えるように指導し、多くの心
身の病気を治癒させました。

「私は、日々あらゆる面で、よくなり続けている」

この言葉を毎日繰り返し宣言することで、潜在意識の中の考え方が変わり、
潜在意識の強大な力が引き出されたわけです。


あなたも、ぜひ自分のアファーメーションを考えてみて下さい。

まず、「どんな自分になりたいか?」「何を実現したいか?」を考えます。

次に、「そのために必要な考え方は何か?」あるいは「それを妨げている
考え方は何か?」を考え、必要な考え方を強化するか、もしくは、妨げと
なる考え方を緩和するような文章を考えます。


アファーメーションの文章を作る時のポイントは、次の3点です。

1.肯定的な表現を使う

2.「~になる」という表現はしない

3.主語は「私」


解説します。

潜在意識は、言葉をイメージに変えて受け取ります。

ですから、「私はグチを言わない」という文章を聞くと、「グチ」という
言葉から「グチを言っている自分」をイメージしてしまうのです。

例えば私が「明石家さんまの顔を思い出さないで下さい」と言うと、多く
の人は、彼の顔を思い出してしまうはずです。

そこで、「私は前向きなことを言う」と宣言すれば、潜在意識は「前向き
な言葉を発する自分」をイメージします。

「私はすぐに怒らない」と宣言するよりも「私は冷静である」と宣言する方
が効果が高いのです。
(前者の場合は、怒りっぽい自分を強化してしまいかねません)

これが「肯定的な表現を使う」ということです。


次に、「~になる」という表現をしないということを説明します。

例えば「お金持ちになるぞ」や「お金持ちになりたい」という言葉を聞い
た潜在意識は、「今はお金持ちではない自分」をイメージします。
そして、イメージしたとおりの自分(お金持ちではない自分)を維持しよ
うとします。

潜在意識は、すべて現在のこととして受け取るのです。
「未来には健康になるぞ」と宣言すれば、「今は不健康なんだな」と受け
取るのです。

試しに「健康になりたい」と10回言ってみてください。
自分が不健康な感じがしてくるはずです。

かつて、妖怪人間ベム・ベラ・ベロというアニメで、ベムが「早く人間に
なりたーい!」と叫ぶ場面がありましたが、悲壮感あふれる言葉だったの
を思い出します。

アファーメーションでは、「~になる」という表現ではなくて、「~であ
る」「~をする」という表現が有効です。

(例)
「私は魅力的な人間だ」
「私は相手の話をさえぎらずに聞く」

ただ、「~である」という表現がしっくりこない場合もあると思います。

例えば、「今お金のことで困っているのに、『私は豊かである』なんて宣
言しても、うそっぽいし、しっくりこない。」というようなケースです。
こんな時は、現在進行形を使うとよいとジョセフ・マーフィーは言ってい
ます。
「私は、日々、ドンドン豊かになリ続けている。」

上記のエミール・クーエの言葉も現在進行形ですね。


「主語を私にする」というのは、「他人を主語にしない」ということです。
「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」という言葉の
とおりです。

つまり、変えられない他人に対してのアファーメーションは意味をなさな
いのです。

例えば、あなたが友人のAさんから誤解されていて、そのためAさんとの
関係が悪化(=仲たがい)しているとします。
あなたは、なんとか仲直りしたいとします。

ここで「Aさんは、私のことを理解してくれる」とか「Aさんの誤解がと
ける」と宣言してしまうと、他人であるAさんに依存することになり、自
分の行動ができなくなります。

そこで、主語を私にして、「私はAさんに対して、本音で話しをする」と
か「私はAさんに対して、仲直りのために話し合おうと提案する」などの
文章にすると、主体的な行動につながります。

以上、他人を主語にしなければ、「私」以外の主語のアファーメーション
もあり得ます。

(例)
「すべては、うまくいっている」
「人生はすべて学びだ」
「人生は気合だ~!」

これらもOKです。


それから、「座右の銘」も最適なアファーメーションになります。

自分の好きな言葉や、尊敬する人の言葉からアファーメーションの文章を
探すのも有効です。


そして、自分のアファーメーションの言葉を、特に夜寝る前と、朝起きた
直後に、10回とか20回とか決めて、毎日繰り返して宣言するのです。

もちろん、日中もやれたら最高です。

また、アファーメーションの言葉をカードに書いて携帯したり、紙に書い
て部屋に貼ったり、無料の「夢メル」を使って毎日自分のメールアドレス
に届くようにしたり、・・・

いろいろ工夫してみてください。


楽しくできる工夫もあると最高です。
昨日の記事の「なんちゃって」みたいに。

例えば、ピンチな状況になった時に、「ピンチはチャンス!」というアフ
ァーメーションを唱えることは有効です。
(実際、ピンチな状況から学んだことは、大きなチャンスにつながります)

ここで、メロディーをつけて歌うのです。

童謡で「雨、雨、降れ降れ、かあさんが~」ってありますよね。
あの歌の「ピチピチ チャプチャプ ランランラン」のメロディーで、
「ピンチピンチ チャンスチャンス ランランラン」って歌うのです。

バカげていると思われる方もおられるかもしれませんが、実際にピンチな
場面でやってみてください。

「深刻さからシフトして、楽観的になれた」となる人も多いはずです。

これは、言葉+音楽+ユーモアのトリプル効果です。


さて、アファーメーションについては、おすすめの本も紹介しますので、
ぜひ自分のものにしていただければと思います。
マーフィー100の成功法則 (知的生きかた文庫)/三笠書房

¥560
Amazon.co.jp

渡部昇一「マーフィーの成功法則」CDブック (マキノ出版ムック)/マキノ出版

¥880
Amazon.co.jp

マーフィー 眠りながら巨富を得る―あなたをどんどん豊かにする「お金と心の法則」 (知的生きかた文庫)/三笠書房

¥650
Amazon.co.jp

眠りながら成功する―自己暗示と潜在意識の活用/産能大出版部

¥1,575
Amazon.co.jp