前回マギーズ東京について書きました。
今回はマギーズ東京の内側を少しご紹介したいと思います。
マギーズ東京は
木製の建物2棟から成っています。
秋山さん曰く、
とある建築展示場にあった取り壊し予定の建物をそのまま運んで
マギーズ東京を作ったそうです。
暖かい雰囲気がいっぱい。
マギーズ東京。
渡り廊下は靴を脱いで歩けます。
どっちにも自由に行けます。
ほっとする照明がふんだんに使われています。
外で話を聞いて欲しい人はここでも話をすることができます。
1人になりたい時もここに座ることができます。
建物の中。
間接照明がふんだんに使われています。
そしてたくさんの座る場所。
よく見ると
話している時に隣が気にならないように
うまく座る場所が配置されています。
奥のマットレス。
寝っ転がってもいいんです。
広いトイレ。
意味があるんです。
思い切り泣くためのトイレなんです。
つらい時、
どうしても1人きりになりたい時、
閉じこもるためのトイレです。
別のトイレもあります。
だから、安心して引きこもって泣いてください。
そして、
温かいお茶がいただけます。
なんともイギリスっぽいかもしれませんね。
マギーズ東京は
国が定めるがん拠点病院というがん治療を積極的に行う病院が
近くにいくつかあります。
そのため、
主治医に話を聞く前にマギーズ東京に来て
主治医と話をした後にマギーズ東京に来る
ということをする方もいるそうです。
「本当はマギーズ東京をどこかの病院の敷地内に作りたいんだ」
と秋山さんは語っています。
医療者は病気を抱える人と常に接しています。
そのため、病気を抱える人はよくいる人なのです。
でも、
あなたはたった1人の人間ですよね?
病気になるという事はよく起こることではありません。
だからこそ
自分を取り戻す時間が必要なのです。
自分の話を聞いてくれ
自分を受け止めてくれる場所、
マギーズ東京はそんな場所です。